企画講演セッションの紹介


開催日・会場 セッション名 提案委員会
9月20日午後
工学部 B1棟 オープンホール
<一般公開> TK-2 I-Scoverを使って研究開発をスピードアップ!? -学会文献データベースを有効活用できるRDFクエリ言語SPARQLの使い方を学ぼう- I-Scoverプロジェクト
【概要】
文献検索システムI-Scoverの提供開始後3年が経過した.著者・タイトル・キーワード等の文献情報をDB化することで論文の分析に利用でき、その活用事例が学会誌等にも報告されている.本セッションでは,一層の利用拡大を図るべく, RDFクエリ言語の一つであるSPARQLを用いてI-ScoverのDBにアクセスして分析・処理するアプリケーションの開発方法について学ぶ.なお,受講にあたり,参加者はNWに接続されたPCの用意が望ましい.また、演習後に,①I-Scoverが提供するAPI(SPARQLまたはOpenSearch)を用いたアプリケーション,および②上記DBの利活用アイデア/分析成果,の2分野で行うコンテストの実施要領について説明する.その結果は2017年3月に総合大会で発表される.
9月20日午後
工学部 B3棟 B31
<一般公開> TI-1 パーソナルコンピューティングの現在・過去・未来 開催校実行委員会
【概要】
近年、パーソナルコンピュータ(PC)の出荷台数が世界的に減少に転じており、近い将来PCという形態が消滅するのではないかとまで言われている。その一方で、スマートフォンやタブレットなど新しい情報端末が増加しており、パーソナルコンピューティングの意味や機能が大きく変化する転換点に来ている。パーソナルコンピュータがどのように生まれ、進化し、この先どこに向かうのかを、PC分野のマイルストーン的なマシンの開発に関わった方々やパーソナルコンピューティングの将来を見据えてビジネスを展開するベンチャー経営者などに語っていただく公開シンポジウムを開催する。
9月20日午後
工学部 C棟 C214
CI-2 多様化が進む光能動デバイス・装置と信頼性技術 レーザ・量子エレクトロニクス研専
【概要】
PCの通信に加え、スマートフォンやクラウドサービスなどの普及により、ネットワークには大容量化が要求され続けている。短距離通信、特にデータセンタ内での膨大な通信を支えるため低コスト・低消費電力な光デバイスに注目が集まっている。ここでは、多様性を増した発光や受光デバイスを支える信頼性技術に着目する。光デバイスの原理や用途、ネットワーク設備運用、ライフサイクルおよびコスト等を意識しつつ、変化する信頼性技術を考え、基礎から実用まで広く議論を行うことで今後の光能動デバイスの研究開発の発展の一助となることを目的とし、本シンポジウムを企画する。
9月20日午後
工学部 N棟 N304
<一般公開> BP-5 SoftwarizationとOpen Source Software(OSS)の今後の展望 ネットワーク仮想化時限研専
【概要】
Software-Defined Networks(SDN)やNetwork Function Virtualization(NFV)などのソフトウェアをベースにした柔軟性や即応性などの従来にない特徴をもつネットワークの研究が盛んに行われており、ネットワークにSoftwarizationのアーキテクチャが取入れらようとしている。更に、OSS(Open Source Software)によるコミュニティ活動も活発化しており、Softwarizationを支えている。こうした中で、将来ネットワークに、今後、大きな影響を及ぼすSoftwarizationとOSSの展望を議論する。
9月20日午後
工学部 P棟 P354
<一般公開> CT-1 有機エレクトロニクス・バイオデバイスにおける界面制御と評価技術 有機エレクトロニクス研専
【概要】
有機・バイオエレクトロニクスデバイスは、実用化へ向けた研究開発が精力的に進められ ている。これらのデバイスでは、有機-有機界面や分子-分子界面がデバイス機能発現の要である。本チュートリアル講演では、将来活躍 が期待される若手研究者・学生へ向けて、第一線で活躍する研究者に有機・バイオエレクトロニクスデバイスの研究開発に必須の界面制御 と評価技術を中心として解説を依頼し、有機・バイオ分野で培われてきた技術の入門編として解説するとともに、今後の課題について討論 する。
9月20日午後
工学部 情報科学研究科棟 A12
CI-3 IoT時代に求められるセンサ技術・デバイス 電子デバイス研専
【概要】
あらゆるモノがインターネットにつながることを意味するIoTは,工場での生産,品質管理や,インフラ監視,ヘルスケアなど,産業構造や日常生活に革新をもたらすものとして期待されている.その末端で情報を収集するセンサは,PZT触覚センサ,酸化物半導体ガスセンサ,グラフェンバイオセンサなど, 材料の機能性を利用した種々のデバイスが提案されている.またその一方で,半導体・MEMS技術の活用を背景に高性能化が進み,様々な拡がりを見せている.本セッションでは,これらセンサデバイス研究の最先端にある研究者・技術者にその研究開発の現状をご講演頂き,IoTに求められるセンサ技術・デバイスの全体像を俯瞰する.さらに両者のかかわり方についての議論を通じ,その将来動向を展望する.
9月20日午後
工学部 情報科学研究科棟 A21
AI-2 データ科学とコンピュータ科学の基礎理論と展開 システム数理と応用研専
【概要】
 情報科学の基礎分野として、コンピュータ科学とデータ科学は重要である。  本依頼シンポジウムでは、まず、当該分野の2つの重要な推論、すなわち、演繹推論(コンピュータ科学の基礎理論)とベイズ推論(データ科学の基礎理論)に関して、各1名ずつの著名な講演者を依頼する。  次に、基礎理論の展開として、離散構造処理と異種混合学習に関して、各1名ずつの著名な講演者を依頼する。  以上の著名な4名の講演を通して、コンピュータ科学とデータ科学の観点から、今後の情報科学の展開を議論する。
9月20日午後
工学部 情報科学研究科棟 A23
BCI-1 光技術を利用した高周波信号計測の最新動向 マイクロ波・ミリ波フォトニクス研専、光応用電磁界計測時限研専 共催
【概要】
近年、通信のブロードバンド化要求や日常生活の安心・安全へのニーズに応えるため、高速の有線・無線通信や車載レーダ、セキュリティなど、高周波信号を利用したシステムが広く普及している。これらのシステムの性能や機能の検査や人体へ与える影響の評価に、高周波信号計測技術が大きな役割を果たしている。特に光技術を利用した高周波計測技術は、その低擾乱性や広帯域性等で注目されている。本シンポジウムでは、EOセンサ等の要素技術から、SAR,EMC等の計測応用まで幅広 く最前線のトピックスを集め、最先端技術に関する動向や技術課題について議論を深め、この分野の将来展望を探る。
9月20日午後
工学部 情報科学研究科棟 A24
<一般公開> BI-5 ポスト東京オリンピック時代のネットワークへの展望 フォトニックネットワーク研専
【概要】
オリンピックはこれまで、競技施設や交通機関などのインフラ整備だけでなく、新しい技術を試行する場を提供することで、大会運営を支援する情報システム技術を発展させてきた。その一方で、開発技術をその後どのように応用・導入させていくかが大きな課題となっている。2020年東京オリンピックにおいては、現在、「ICTによるおもてなし」の実現に向けて、最高水準のICTインフラの整備などが進められている。 本企画セッションでは、東京オリンピック開催を機会に加速する新しい技術や、大きな変化が起こる技術など、その技術が抱える課題も交えながら、ポスト東京オリンピック時代のネットワークの展望について様々な観点から議論する。
9月21日午前
工学部 B1棟 オープンホール
<一般公開> BK-2 論文の書き方講座 通ソ編集会議
【概要】
論文の最も基本となる目的は,読者に対し,論理的に積み上げていくことで,その論文の主張を導くことである.しかし,そのような論文を書くことは難しく,論文の書き方の上達にはある程度の時間と継続的な執筆指導の努力が必要である.通信ソサイティでは,論文の書き方を広く深く会員に浸透させるために,2009年3月から大会に合わせて「論文の書き方講座」を開催してきた.今回も同様に継続して開催する。
9月21日午前
工学部 C棟 C212
TK-3 国際標準化とビジネス戦略(2) 規格調査会
【概要】
9月21日午前
工学部 材料・化学系棟 208
BT-2 初学者のための光ファイバ通信 光通信システム研専
【概要】
IoTや次世代移動通信システムへの期待を背景に、足周りを支える光ファイバ通信に対しても絶え間ない技術革新が求められている。将来技術の研究開発のためには、若手研究者の育成や、周辺技術分野との連携が重要である。本セッションでは、光ファイバ通信技術について概観した後、光信号の伝搬特性、変復調技術、誤り訂正技術、アクティブ・パッシブ光デバイスの基礎から、主要な応用例についてチュートリアル講演を行う。初学者や周辺知識を取り入れようとする研究者が効率的に基礎と応用例を学ぶ場として活用いただき、将来の光ファイバ通信の発展の一助とされることを期待する。
9月21日午前
工学部 材料・化学系棟 030
<一般公開> BT-3 ICTを活用した社会インフラの劣化分析と維持管理 情報通信マネジメント研専
【概要】
高度経済成長期に集中的に整備された道路や橋、通信設備等の社会インフラの老朽化が社会的な問題となっている。これら社会インフラの長寿命化を進めるためには、正確な劣化分析と適切な維持管理が重要である。従来これらは建設産業界で中心的に行われてきたが、近年ICTをはじめとするあらゆる産業の英知を結集した革新的な取り組みが必要となっている。このような状況を踏まえ、本セッションでは社会インフラの状態をリアルタイムで把握するモニタリング技術や劣化分析技術、大量のインフラの維持管理を効率的に行うための技術などのICTを活用した様々な取り組みを通し、社会インフラの分析と維持管理の現状、課題、将来展望について紹介する。
9月21日午前
工学部 情報科学研究科棟 A13
BI-2 IoT時代のEシステム(情報電子電機系)設計を考える 環境電磁工学研専
【概要】
スマート社会におけるセンサーネットワークなどのIoT利用や、パワーエレクトロニクスや無線給電(WPT)システムの利用拡大、無線LAN等の周波数拡大が進展している。その結果、電気・電子・機械・情報システムの設計は、電磁結合や電磁両立性(EMC)の問題を伴い複合化・複雑化しており、信頼性確保のためには個々のデバイスや機器の設計だけでは無く、系全体としてEMCを考慮した情報電子電機系システム(Eシステム)設計が重要である。本セッションでは、有線・無線ネットワークやデバイス・情報機器・通信システム、車載LAN、パワエレ・システムなどにおけるトレンドと問題点についてご講演いただき、これからのEMC設計の方向について考える。
9月21日午前
工学部 情報科学研究科棟 A31
BT-4 情報指向ネットワーク技術の最新動向 情報指向ネットワーク技術時限研専
【概要】
従来のIPアドレスベースの通信ではなく,「情報(コンテンツ)」を識別子として通信を行う「情報指向ネットワーク技術:Information-Centric Networking(ICN)」が将来ネットワークとして注目され,世界的に研究活動が活発になってきております.近年では基本的な方式検討に留まらず大規模網を想定したシミュレーションによる性能評価やテストベッド等を活用した実証実験に関する研究成果が報告されています.本チュートリアルでは、ICNの最新アーキテクチャについて解説するとともに,ICNの応用事例,実証実験,標準化動向などを通して,5G, SDN/NFVなどとあわせたICNの将来動向について理解を深めることを目的とします。
9月21日午後
工学部 B1棟 オープンホール
AK-1 基礎・境界ソサイエティ,NOLTAソサイエティ共同贈呈式 基礎・境界ソサイエティ,NOLTAソサイエティ運営
【概要】
基礎・境界ソサイエティ/NOLTAソサイエティの分野において貢献のあった方々を表彰する.
9月21日午後
工学部 C棟 C207
AI-1 信号処理における位相の数理 信号処理研専
【概要】
フーリエ変換が信号処理の礎の一つであることは論を俟たない。中でも近年、フーリエ係数の位相に着目した研究が数多くなされており、多くの重要な成果が得られている。本企画セッションでは、信号の位相に着目した興味深い研究を推進している国内第一線の研究者を招き、講演を行って頂くことで、位相の数理的性質や新たな可能性、その展望について、幅広い聴衆に向けて発信し、ひいては信号処理分野の発展に寄与することを目的とする。
9月21日午後
工学部 C棟 C212
AP-2 超知能チップは実現できるか? VLSI設計技術研専
【概要】
2045年、シンギュラリティ時代には人間の知能を超える超知能 が実現されると予測されている。一方人工知能の研究もこの5年で 急伸、ディープラーニングに代表される脳神経回路を摸するアルゴ リズムが画像認識の分野で大きな実績を上げている。さらに脳科学 研究による脳のメカニズム解明も測定技術の進化に伴い急伸してお り、超知能実現に向けた新たな知見が確立されつつある。これらの 研究と半導体技術の融合がシンギュラリティ時代を支える超知能の 実現につながるのか、またつなげるためにはどのような課題が存在 するのかを人工知能のアルゴリズムから半導体まで最先端の知見を 一堂に会し議論する。
9月21日午後
工学部 C棟 C213
BK-1 通信ソサイエティ特別講演及び表彰式 通信ソサイエティ執行委員会
【概要】
ソサイエティ活動に尽力された方への表彰式及びさまざまな分野 の専門家を招いて講演会を行い、今後のソサイエティ活動の活性化に資する。
9月21日午後
工学部 C棟 C214
CI-1 光計測技術の生体、バイオ、環境分野への応用およびデバイス技術の進展 光エレクトロニクス研専、レーザ・量子エレクトロニクス研専、集積光デバイスと応用技術時限研専、超高速光エレクトロニクス時限研専、シリコン・フォトニクス時限研専 共催
【概要】
生体、バイオ、環境等、人類の生存に直結する分野の計測技術に対して、関心と需要が高まっている。光エレクトロニクス研究においても、これらの分野への適用を目的とした研究開発が活発化している。本シンポジウムでは、いくつかのトピックスについて、光計測の応用研究およびデバイス研究それぞれの、最近の進展と将来展望を紹介していただくとともに、応用研究者およびデバイス研究者間の相互の議論を深めることで、今後のさらなる発展に資することを目的とする。
9月21日午後
工学部 C棟 C310
<一般公開> BP-2 IoT時代の無線アプリケーション 短距離無線通信研専、知的環境とセンサネットワーク研専 共催
【概要】
Things(機械・モノ)をITワールドにつなぐIoT(Internet of Things)への漠然とした期待感は、技術的裏付けが得られるにつれ、具体的なアプリケーションの姿となり、更に需要へと変わりつつある。そこでIoTの無線アプリケーションに関する将来の可能性や乗り越えるべき課題など、多角的な観点から議論し、IoTの本格的普及を目前にどのような準備をしておくべきかを参加者全員で共有・討論したい。
9月21日午後
工学部 N棟 N207
BI-3 情報ネットワーク科学に関する最新学術動向 情報ネットワーク研専、情報ネットワーク科学時限研専 共催
【概要】
情報ネットワーク分野の技術革新を創発する可能性のある新しい学術的アプロー チについて,周辺諸分野との交流を意識した解説を試みる.話題としては,情報 ネットワーク科学体系化の全体像・将来展望,情報ネットワークの数理・最適 化,情報ネットワークの分散制御・階層構造,情報ネットワークの設計・制御な どに資する最新の学術的動向について解説頂く.
9月21日午後
工学部 N棟 N301
<一般公開> BP-4 ICT標準化と技術イノベーション 〜 医療ビジネスにおける国際標準化 ICT分野における国際標準化と技術イノベーション時限研専、ヘルスケア・医療情報通信技術研専 共催
【概要】
急速に進歩するICT分野において、グローバル市場へのタイムリかつ効率的な参入を図るため、ICT分野におけるイノベーションと標準化の理論・メカニズム、標準化の経済理論、ライセンシング、IPR、標準化戦略、標準化教育などについて総合的な標準化戦略が必須である。本企画では、ヘルスケア・医療情報通信技術 (MICT)とコラボして当領域での専門家を招待したパネルセッションを開催し、ICT分野における国際標準化などに関する理解を深める
9月21日午後
工学部 N棟 N304
<一般公開> AI-3 ロボット制御通信の最新動向 高信頼制御通信研専
【概要】
政府が発表した「ロボット新戦略」では、高齢化社会や労働人口不足を背景としてロボットが人に代わって社会の中で様々な役割を果たすようになるために、2020年までに国内のロボット市場を2.4兆円に拡大する目標を掲げた。また総務省はロボットが使う電波のニーズ拡大に伴い、新たな周波数割り当ての検討を進めている。さらにAIとの融合や群制御等の研究開発も活発化している。本セッションではこうした動向を踏まえ、ロボット制御通信の最新動向について、依頼シンポジウムを開催する。
9月21日午後
工学部 N棟 N307
<一般公開> ACI-1 センサ及びセンシング回路 回路とシステム研専、集積回路研専 共催
【概要】
加速度、磁気、振動、ガス等の各種物理量・物質をセンシングし、例えば自動車の横滑り防止や自動運転制御等、様々な制御を可能にしようというニーズが増えてきている。本セッションでは、センシング対象を限定せずセンサデバイスからアナログフロントエンド、センサノードまで幅広く取り上げ最新技術について議論する。
9月21日午後
工学部 P棟 P354
CI-4 有機エレクトロニクスにおける評価・作製技術の進展 有機エレクトロニクス研専
【概要】
有機エレクトロニクスは、EL、トランジスタ、太陽電池などで実用化へ向けた研究開発が精力的に進められている。更なる有機材料並びにデバイスのデバイス物理の理解のためには、評価手法の進展は必要不可欠である。同時に、デバイス作製手法の確立も重要な課題である。本シンポジウムでは、有機デバイスの最新の各種評価・作製技術やデバイスなどの研究成果を議論し、将来の有機エレクトロニクスの展望について討論する。
9月21日午後
工学部 材料・化学系棟 030
CK-1 エレクトロニクスソサイエティ・プレナリーセッション エレクトロニクスソサイエティ運営
【概要】
特別講演、エレクトロニクスソサイエティ賞、ELEX BEST PAPER AWARD、レター論文賞、招待論文賞、学生奨励賞贈呈式
9月21日午後
工学部 情報科学研究科棟 A11
BT-1 IoTに向けたエッジコンピューティングとアクセスNW連携 通信方式研専
【概要】
IoTを含む多様なアプリケーションを収容する通信ネットワークでは,低遅延処理やキャッシュ処理などのエッジコンピューティングとアクセスNWの連携が重要になる. これらに関連する技術分野の最新のトピックについて議論するチュートリアルセッションを企画する.
9月21日午後
工学部 情報科学研究科棟 A33
BI-4 高臨場感メディアサービスのQoE評価 コミュニケーションクオリティ研専
【概要】
メディア符号化技術,高臨場映像・音響技術,伝送・配信技術等の発展に伴い,4K/8K映像や多チャンネル音響等の新しい視聴スタイルの高臨場感メディアサービスに関する研究開発が進んでいる.これらのサービスに対するユーザ体感品質を取り扱うためには,高臨場ならではの感覚を如何に捉えるかが重要となる.本シンポジウムでは,高臨場感メディアの活用事例や将来のサービス動向から,今後必要となるQoE評価の要件を議論するとともに,生体情報等を活用した潜在意識/感性評価の最新研究を共有し,コミュニケーションクオリティ研究の更なる活性化を狙う.
9月22日午前
工学部 N棟 N304
<一般公開> AP-1 シャノン生誕100周年企画 〜第一線で活躍する研究者が語るシャノンが遺したもの〜 情報理論研専、情報理論とその応用サブソサイエティ 共催
【概要】
2016年は本会名誉員でもあるクロード・シャノン博士の生誕100周年となる年である.シャノンが通信の数学的理論を確立し,その後の情報通信分野の研究発展に大きな影響を与えたことはよく知られている.一方で,シャノンの名は聞いたことがあっても,影響の大きさを実感する機会は持ったことがないという学生や若手研究者も少なくないのではなかろうか. 本企画では,第一線で活躍している研究者に,シャノン本人の業績やその影響を受けて発展してきた研究の流れ,そして,その中でのご自身の研究の位置づけや今後の方向性を語っていただくことにより,シャノンの影響が今なお脈々と息づいていることを示すとともに,その将来についても示唆を与えることを目的とする.
9月22日午後
工学部 B1棟 オープンホール
BP-1 5Gの標準化動向と今後の展望 無線通信システム研専
【概要】
2020年の導入を目指して現行の1000倍以上のシステム容量と従来とは異なった 多様なサービスをサポートする第5世代移動通信システム(5G)の議論が近年盛ん に行われている.2015年9月には3GPPにおいて5Gに向けたワークショップが開催 され,標準化においてRelease 14として5Gに導入を目指す技術やそれ以降の標準 化プロセスが明確化されてきた.一方で高い周波数帯における変調方式など 今後の検討を要する課題も多い.本パネルセッションでは5Gの標準化動向,特に Release 14についての最新動向を報告しRelease 15,16に向けた標準化の展望を議論する.
9月22日午後
工学部 C棟 C309
<一般公開> TK-1 IoTを活用しビジネスの革新をデザインする 企画室(政策WG)
【概要】
IoT活用により、産業・社会のあらゆる分野において大きな革新が起こっている。革新を主導しているのは、新しいサービスやビジネスのデザインである。IoTはその際のコアツールとなる場合が多い。本セッションでは、IoTを活用した新ビジネスの例やビジネスモデルの革新例を紹介するとともに、講演者によるディスカッションによって、IoT活用によるビジネス革新の本質を探ることとしたい。
9月22日午後
工学部 C棟 C310
<一般公開> BI-8 知的環境と醸造 知的環境とセンサネットワーク研専
【概要】
発酵作用を利用して行う醸造はかつて経験や感覚に頼ることが多かったが,近年ではセンシングによる情報の収集・処理など,知的環境を利用することでより洗練され高度化している.本シンポジウムでは、知的環境が醸造に果たす役割を論ずる。
9月22日午後
工学部 材料・化学系棟 208
BI-6 光ファイバの最新バイオメディカル応用 光ファイバ応用技術研専
【概要】
内視鏡下イメージングなどの医療応用や光学的な無侵襲測定によるヘルスケア応用において,光ファイバが必須となっている.それぞれの応用に適したファイバ構造の概説や,最新のアプリケーションの紹介を通じて,今後の光ファイバ応用の進むべき道を探る.
9月22日午後
工学部 情報科学研究科棟 A21
<一般公開> BI-7 Trustworthyな実世界NWコンピューティング インターネットアーキテクチャ研専
【概要】
現在は、多様な機器・センサー等に代表される「モノ」がインターネットに繋がり、ネットワーク上を流通して蓄積される膨大なデータ(ビッグデータ)の活用を通じた、様々な社会的課題の解決や新たなサービスの創出に関心が集まっている。本セッションでは、計算資源を備えた「モノ」やモビリティ機能を備えた「モノ」を含むM2M, IoTの示す概念の拡張だけではなく、流通/蓄積された多様かつ膨大なデータに対する実世界への適用性/有効性を向上させる要素技術や検証の枠組みを紹介/議論し、情報通信技術が支えるサイバーフィジカル社会の実現を探る。
9月23日午前
工学部 C棟 C212
BP-3 将来の電波利用を考える 〜異種無線サービスによる周波数共用のケーススタディから〜 スマート無線研専
【概要】
高まる無線通信の需要を限られた電波資源で満たすためには、抜本的に高度な電波の利用方法を検討することが必要である。一つの方法として、複数のサービスによる周波数の共用が考えられるが、異なる種類のサービスが周波数を共用する場合にはその条件の設定が容易ではなく、多様な観点から議論が求められる。本パネルセッションでは、このように要求が異なるサービスが周波数を共用することを想定している5GHz帯などを例に取りながら、この周波数帯に限らず、より一般的に周波数をより高度に利用するアイデアについて議論をする。
9月23日午前
工学部 情報科学研究科棟 A12
BI-1 最新UAV技術 衛星通信研専
【概要】
無人航空機(UAV :Unmanned Aerial Vehicles)を用いた無線通信・衛星通信システム(以下はUAVシステム)が世界的に注目されている。UAVシステムは、比較的簡易に構築でき、広域をカバーできるため、災害時の臨時ネットワークや農地・工業プラント等のリアルタイム監視に有用である。UAVシステムは、高速飛行するUAVと地上基地局との間で伝搬品質が大きく変動するため、安定した通信路の確保が重要である。また、複数UAVの連携などによるサービスエリアの拡大が望まれる。本セッションでは、こうした要求に応えるUAV技術の最新動向を俯瞰し、UAV技術の議論を深めることを目的として開催する。