2018年 9月12日 (水) 午後
光通信システム研究専門委員会
近年の電子回路の高速・大規模化により,ディジタル信号処理を用いたコヒーレント受信器の開発が加速し,大容量なコヒーレント光通信の実用化が進んでいる.その進展は電子回路技術に依存するところが大きく,増加する電子回路負荷を軽減する光信号処理技術も両輪となって発展することが今後も必要になると考える.さらに,研究が進む空間多重通信においても,電子・光デバイスの単純な並列化ではなく,小型化やビット当たりの低電力化,低コスト化が進む新たな光信号処理技術の開発が期待される.そこで本シンポジウムでは,コヒーレント光通信や空間多重通信を支える光信号処理技術の可能性を探り,議論を深めることを目的としたい.