2019年
電子情報通信学会
ソサイエティ大会

企画講演セッションの紹介

開催日 セッション名 提案委員会
9月10日 午後 TK-2 省庁連携企画:Society 5.0に向けた日本の科学技術イノベーション振興政策 【一般公開】 企画戦略室
【概要】
各府省にて科学技術振興政策を立案されているご担当者により、令和2年度に向けた科学技術政策の注力ポイント、オープンデータや災害対策など各府省の独自の取り組みについてご発表いただく。
9月10日 午後 AT-2 異常検知と教師なし学習の理論と応用 【一般公開】 信号処理研専
【概要】
異常検知と教師なし学習は,電子情報通信の分野において極めて重要なテーマである。異常検知は,音・映像を問わず,設備の予兆保全,製品の出荷前検査,事件や災害の自動警報など,産業応用が非常に幅広く,Internet of Thingsの進展とともに今後ますます重要になることが期待される。もちろん,異常検知の基礎技術である,教師なし学習に関しても,同様に重要性が増している。これらのテーマは,古くから重要な課題として認識され,多くの研究がなされてきたが,近年の技術進展も目覚ましい。本セッションでは,今後ますます重要になる,異常検知と教師なし学習の最新の研究動向,および,各分野での実用化への取り組みについて,専門家がわかりやすく解説する。
9月10日 午後 AI-1 半導体業界に関する出版事情 【一般公開】 VLSI設計技術研専
【概要】
半導体に関連する出版業界の方にご講演頂き,出版や執筆を行うきっかけ,これまでの歴史や特に記憶に残る技術・記事,最近注目している・今後発展を期待している技術等を出版業界の目線でご紹介頂く.
9月10日 午後 AI-2 組合せ最適化問題のアニーリングマシンへの実装 【一般公開】 システム数理と応用研専
【概要】
 近年話題のアニーリングマシンは、物流やサプライチェーン、金融商品のポートフォリオの最適化、交通渋滞の解消など、広範な社会課題に内在する組合せ最適化問題を超高速に解く手段として期待されている。このアニーリングマシンには、量子効果を利用したもの、デジタル技術で実現しているものをはじめとして様々なタイプがあるが、共通しているのは、イジングモデルという形式に社会課題をマッピングして解くところである。
 本セッションでは、このアニーリングマシンを用いた組合せ最適化問題への取り組みの最新の概況を解説するとともに、実用化に向けた課題や本技術が目指す将来像について、開発、実証実験などに携わる方々にご講演いただき、適用領域拡大のための課題解決として取り組むべき方向について議論する。
9月10日 午後 ANBK-1 異分野融合で切り開く情報通信技術に関する研究の新領域 【一般公開】 革新的無線通信技術に関する横断型研究会(MIKA)研専、アンテナ・伝播研専、コミュニケーションクオリティ研専、短距離無線通信研専、無線通信システム研専、複雑コミュニケーションサイエンス研究専門、(他通信ソサイエティ RCC、MICT研専) 共催
【概要】
これまで、通信ソサイエティでは、複数の研究会にまたがる分野横断型の研究に関する議論を促進することを目指して「革新的無線通信技術に関する横断型研究会(MIKA)」を開催してきた。MIKAでは、通信ソサイエティだけでなく、 NOLTA ソサイエティ、および基礎・境界ソサイエティの SITAサブソサイエティに属する12の研究会の協賛の下、多分野にまたがる萌芽的・革新的な研究に関する議論が大いに盛り上がった。本セッションでは、異分野融合研究をさらに加速させることを目指して、MIKAに協賛した複数の研専ならびにサブソサイエティの代表者による横断型の依頼シンポジウムとパネルセッションを開催する。様々な分野の代表者らが、各分野の最先端の研究課題や他分野への期待を持ち寄り議論することで、情報通信ネットワークに関する新たな研究領域を発掘することを目指す。
9月10日 午後 BI-2 測位衛星とそのインフラの利活用 【一般公開】 宇宙・航行エレクトロニクス研専
【概要】
スマートホンやカーナビなどの普及によって、
GPSやみちびきを初めとする,衛星を使った測位が身近になってきました。
最近では用途も広がり,インフラを活用した高精度化なども実用化されつつあります。
本企画セッションでは
衛星測位を専門とする大学の視点から,最新の研究開発の動向、
衛星測位を利用する企業の視点から,最新の利活用事例、
測位衛星システムを構築する企業の視点から,最新の測位補強サービスの動向、
衛星測位に関連した書籍出版を行う企業の視点から,高精度技術に対する世間の注目状況
など様々な切り口でご講演頂きます。
9月10日 午後 BI-6 将来デジタルエコシステムの構築に向けたネットワークプラットフォーム 【一般公開】 デジタルサービス・プラットフォーム特別研専
【概要】
近年、IoTやAI等の進展に伴い、様々なデータ/コンテンツやAPI/マイクロサービス等の機能を連携し、新サービスを創造するデジタルエコシステムの取り組みが加速している.このような数・量ともに増大しつづけるデータ、コンテンツ、機能等のデジタル資産を、ネットワークで安全・効率的に流通し、それらの利活用を促進するプラットフォームの実現が急務である。この実現に向けては、従来のコンピュータ間を繋ぐ通信基盤から、多様なデジタル資産の流通基盤としてネットワークの抜本的な変革が不可欠となる。本企画では、エコシステム構築を支えるネットワークプラットフォームの技術動向の共有と今後の研究開発の方向性を議論する。
9月10日 午後 BI-8 どこまで広がる?!QoE コミュニケーションクオリティ研専
【概要】
近年,様々な通信サービスの品質はサービス品質(QoS: Quality of Service)だけではなく,ユーザ体感品質(QoE: Quality of Experience)にも基づいて評価されるようになってきている.その理由は,同程度のQoSであったとしてもユーザの心理状態等様々な要因により,QoEが異なるためである.このように人間に依存するQoEを評価するために,生体情報や人間から得られる様々な情報が利用されている.本セッションでは生体情報を取得するためのデバイスや得られた情報の解析方法,そして応用例についての講演及び,QoEに影響する人間の心理や感情を明らかにする心理学的なアプローチについての講演によりこれまで行われてきたQoE評価手法について整理し,これからのQoE研究の可能性について探求する.
9月10日 午後 BI-10 データプレーンのオープン化とプログラマブル化 フォトニックネットワーク研専、ネットワークシステム研専 共催
【概要】
ホワイトボックススイッチやデータプレーンプログラミングが注目を浴びており、パケットスイッチや光伝送装置などのデータプレーンに対するオープン化やディスアグリゲーションが進められている。また、オープン化されたデータプレーンやオープンソースソフトウェア開発のエコシステムが、様々なコンソーシアムで形成されつつある。本シンポジウムでは、パケットスイッチや光伝送装置のデータプレーンに関するオープン化・プログラマブル化について最新の取り組み状況を講演していただき、これからのデータプレーンの方向性を議論する。
9月10日 午後 BI-11 特殊光ファイバの研究動向とその応用事例 光ファイバ応用技術研専
【概要】
近年のICT技術の進展に伴い、通信分野ではシングルモード光ファイバ(SMF:ITU-T G.652準拠)が広く普及したが、このSMFとは構造や材質が異なる種々の特殊光ファイバが、通信分野、計測分野、医療分野など様々な分野に用いられている。本シンポジウムでは、このような多様な特殊光ファイバにスポットを当て、その適用先について、最新の動向を概観する。
9月10日 午後 CI-1 光コンピューティングブーム再来か?30年前と何が違うか? 光エレクトロニクス研専
【概要】
 昨今のAIブームを背景に、ニューラルネットワークや組合せ最適化において不可欠となるアナログ演算処理を「光」を用いて高速かつ低消費電力に行うコンピューティング手法が再び注目を集めている。光を用いる論理演算(光コンピュータ)は、80~90年代に一度ブームを経験し、その後、ベクトル型や並列処理によるノイマン型計算機の進化に伴い、下火になった歴史がある。当時とは何が違うのか?今回のブームは本物なのか、はたまた、再び一過性のブームに終わるのか?
 第一部では、過去の光コンピューティングブームを経験された著名な講師の方をお呼びし、当時の経験を振り返って頂くと同時に現在への提言を頂く。休憩を挟んで第二部では、最近の研究トピックスに関して、第一線で活躍される研究者に最新の成果を紹介頂く。最後にパネル討論を通して、課題と期待を議論したい。
9月10日 午後 CI-2 次世代光通信・無線通信シームレス化を支える超高速デバイス技術と展望 レーザ・量子エレクトロニクス研専、マイクロ波・ミリ波フォトニクス研専 共催
【概要】
増大の一途を辿る通信トラフィックを背景に,光技術と無線技術を融合した通信システムの研究が進めれている.本シンポジウムでは,「高速性・シームレス」をキーワードに,高ボーレート化のための光デバイス技術,次世代ミリ波/テラヘルツ波帯高速無線通信を支える光デバイスに関して議論する.
9月11日 午前 BK-2 論文の書き方講座 【一般公開】 編集会議
【概要】
 論文の最も基本となる目的は,読者に対し,論理的に積み上げていくことで,その論文の主張を導くことである.しかし,そのような論文を書くことは難しく,論文の書き方の上達にはある程度の時間と継続的な執筆指導の努力が必要である.通信ソサイティでは,論文の書き方を広く深く会員に浸透させるために,2009 年 3 月から大会に合わせて「論文の書き方講座」を開催してきた.参加者から継続的に開催することを希望する声を多く頂き,「論文の書き方講座」 を開催することにした.この講座が学生あるいは若手研究者の一助となれば幸いである.
9月11日 午前 BI-3 小型・超小型衛星とそれを支える通信利用技術 衛星通信研専
【概要】
近年、従来の大型衛星に比べて小型・超小型の衛星の開発が世界中で行われている。電子部品の小型化や高性能化が進み、安価なコストで衛星の製造が可能となっている。衛星から得られるデータの質と量が大幅に向上し、解析技術の革新などにより衛星データの利活用も急速に進み、通信利用や衛星データを活用したソリューションビジネスに加え、小型衛星コンステレーションによる観測サービス、軌道上サービス、宇宙資源開発など、新しい衛星サービスが急速に成長しつつある。今後様々な分野での活用が期待される小型・超小型衛星について、その通信利用技術を中心に最新技術および応用事例等について議論する依頼シンポジウムを提案する。
9月11日 午後 TK-1 将来ネットワークインフラを支える技術革新と標準化戦略 【一般公開】 規格調査会、超高速フォトニックネットワーク開発推進協議会(PIF)、光通信インフラの飛躍的な高度化に関する特別研専 共催
【概要】
将来のネットワークインフラは、5G、IoTの展開を見据え、大容量トラフィックの安定的な収容および高精細映像配信、遠隔医療等のミッションクリティカルな様々なサービスを支える社会基盤として、大容量化、品質の多様化、管理運用の効率化、セキュリティ等に対応するための機能が求められる。また、ICT の社会的な位置づけの重要度が増し、国際競争力の確保と国際協調の両面からバランス良く取り組むことが必要であると考えられる。
今回、日本が有するネットワーク技術の最新技術動向および標準化動向を、各分野を担当されている方々からご講演をいただき、将来ネットワークインフラの実現に向けた今後の展望と対処について議論を深めたい。
9月11日 午後 ANK-1 基礎・境界ソサイエティ,NOLTAソサイエティ共同贈呈式 基礎・境界ソサイエティ/NOLTAソサイエティ共同運営
【概要】
基礎・境界ソサイエティ/NOLTAソサイエティの分野において貢献のあった方々を表彰する.
9月11日 午後 BK-1 通信ソサイエティ特別講演及び表彰式 【一般公開】 通信ソサイエティ執行
【概要】
ソサイエティ活動に尽力された方への表彰式及びさまざまな分野の専門家を招いて講演会を行い、今後のソサイエティ活動の活性化に資する。
9月11日 午後 BP-2 5G・IoTにおける電波資源有効活用のためのネットワーク技術革新的進化 【一般公開】 通信方式研専、ネットワークシステム研専 共催
【概要】
多種多様な規格かつ莫大な数のIoT機器が無線ネットワークに接続され、様々な事業者によるサービスの提供に対応するため、ネットワーク仮想化技術やプラットフォーム技術等を応用が期待されている。特に、これら技術を応用し、無線システムの周波数利用効率の拡大に向けた空間的・時間的に格段に緻密な電波利用を実現する有無線ネットワーク統合制御技術の研究開発を行っている。本企画セッションでは、本研究開発において、物理層、仮想化層、さらにそれらを模擬するエミュレーション/シミュレーション基盤について、7つの課題に分類し、各課題における取り組みを紹介し、将来的なIoT環境がどうあるべきかを議論する。
9月11日 午後 BP-3 ゼロ・タッチ・オペレーション最前線 【一般公開】 情報通信マネジメント研専
【概要】
DC等の設備構築においてZero Touch Provisioningの導入が進んでいる。大量のサーバやNW機器の設定を人手で行うのは時間がかかるだけでなく人為ミスの混入が避けられない。ZTPはそれを自動化するものだ。仮想化によるソフトウェアで制御可能なインスタンスの増加や、AI の発展を背景に、ETSIにおいてZSM-ISGが発足、検討が開始された。人手を一切介さないネットワークオペレーションを目指すものだ。本セッションでは、標準化の最新動向やデータセンタで既に実践されているZTP の実例から、ネットワーク運用自動化の課題と今後の展望を俯瞰する。
9月11日 午後 BT-1 情報指向ネットワークの技術動向と応用展開 【一般公開】 情報指向ネットワーク技術特別研専
【概要】
「情報(コンテンツ)」を識別子としてネットワーク内で効率的な情報流通を実現する情報指向ネットワーク技術:Information- Centric Networking(ICN)」が将来ネットワークとして注目され、世界的に研究・標 準化活動が行われております。近年では、実ネットワークや大規模テストベッドでの実証実験、更に、ネットワーク仮想化、エッジコンピューティング、IoT、スマートシティ、5G等に関連したICNと親和性が高い事例に関する研究成果が報告されており、実用化に向けた動きも加速しています。本企画セッションではICNの実装技術、実証実験、標準化動向、ICNに関連し得る応用事例等を通して、ICNの更なる実用化と応用展開、将来性について議論し、理解を深めることを目的としま す。
9月11日 午後 BCI-1 データセンター間通信とその周辺技術 光通信システム研専、レーザ・量子エレクトロニクス研専、光エレクトロニクス研専、光ファイバ応用技術研専 共催
【概要】
検索、動画配信、SNS、そしてクラウドストレージまたはコンピューティングなど、現在普及している様々なITサービスを支えるインフラとして、データセンター(DC)は数と規模の両面で近年拡大の一途をたどっている。それにともない、数十~100km程度の距離に配置されたDC間を結ぶ超高速光ネットワークの重要性が高まっている。本依頼シンポジウムセッションでは、DC間通信を支える光通信関連技術として、光伝送方式および機器、光ファイバケーブル、光デバイスなどについての最新技術に関する報告を行い、現状の技術レベルや問題点についての理解を深め、今後の研究開発についての方向性に関する議論を行うことを目的とする。
9月11日 午後 BI-4 電磁波吸収・遮へい材料による最新のEMC対策技術・評価法 【一般公開】 環境電磁工学研専
【概要】
 5G、自動運転に代表されるように、現在の情報通信技術、電子機器類で使用される周波数はミリ波帯まで拡張される。これに伴い、新たなEMC対策材料の開発・評価法の確立が急務となっている。本セッションでは、電磁波吸収・遮へい材料として用いられる磁性材料、複合材料等の最新の開発事例・応用例、さらには評価法について、EMC対策技術の観点から報告を行う。
9月11日 午後 BI-9 光ネットワークとそれを取り巻く社会の未来を変える最先端技術特集~量子からテラヘルツまで~ フォトニックネットワーク研専
【概要】
5GやIoTを支える光ネットワークは、その高速性や安全性は高く要求されてきている。それらを将来にわたって担保していくためには、これまでにない新しい技術の適用が必要になると考えられる。本セッションでは光ネットワークとそれを取り巻く社会に関連した”カッティングエッジ”な技術について、著名な研究者の方にご講演をいただき、それらの技術が作り上げる将来の光ネットワーク像を創造する。
9月11日 午後 BI-13 オンライン診療の動向と情報通信技術の役割 【一般公開】 ヘルスケア・医療情報通信技術研専
【概要】
オンライン診療は、制度の枠組みが構築され保険収載により少しずつ拡がりを見せているが、技術発展は急速であり、安全性や有効性の科学的エビデンスを積み上げていくことが求められている。本依頼シンポジウムでは、今後の普及および技術革新に向け、医療関係者、情報通信技術者、システム提供者等を招き,現在の動向,ニーズ,検討課題を明らかにすると共に、今後の適用領域の拡大や将来展望について広くご講演いただく。
9月11日 午後 CK-1 エレクトロニクスソサイエティ・プレナリーセッション~Society 5.0実現に向けたデバイス技術~ 【一般公開】 エレクトロニクスソサイエティ運営委員会
【概要】
2018年ソサイエティ大会の大会企画にて,Society 5.0に向けた政府の取組みを紹介した.エレクトロニクスソサイエティ特別企画セッションでは,これを受けて,Society 5.0を支えるデバイス技術に焦点をあて,我が国の方向性,戦略,具体的な取り組み事例を紹介するとともに,議論を深める.
9月11日 午後 CI-3 自動運転車の実現に求められるセンシング技術及びデバイス技術 電子デバイス研専
【概要】
自動車の安全技術は、現在の運転支援システムから完全自動運転の確立に向け、自動車メーカーのみならず、様々な分野の研究者を巻き込んで進展している。その中で、障害物や歩行者を認識するレーダ技術やドライバの状態をセンシングする技術は、必要不可欠である。そこで本セッションでは、車内外の状態をセンシングする技術及び認知する技術、それらを実現するデバイス技術について理解を深めることを目的とする。
9月11日 午後 CI-4 ポストムーア世代に向けた高性能・高信頼LSI設計技術 【一般公開】 集積回路研専
【概要】
半導体プロセスの極限的微細化に伴い,スケーリングによる性能向上の鈍化を補う高効率設計・検証技術の重要性が高まっている.本企画セッションでは,高性能かつ高信頼なLSIシステムの実現に向けたデバイス・回路・アーキテクチャ技術およびその設計技術における現状と課題,ならびに今後の展望について議論する.
9月12日 午前 BI-1 5Gに向けた基地局・端末アンテナの試験・測定技術の最新動向 アンテナ・伝播研専
【概要】
 第5世代移動通信システム(5G)の2020年商用化に向けて研究開発が進められている。5Gでは新たな高い周波数帯(EHF帯)の利用やMassive MIMOに対応する基地局アンテナの超多素子化など、従来の第4世代移動通信システムから大きな変革がなされている。それに伴い、アンテナ測定技術の高度化が必須である。
 3GPP(3rd Generation Partnership Project)は5Gの標準仕様の初版となるRelease15の策定を2018年6月に完了したところであり、今後5Gの商用化に向けた動きがより活発化していくと考えられる。この機会に、5Gに対応する最新のアンテナ測定、試験、規格等をテーマとした企画セッションを開催し、これらの技術に関連する研究者の方にご講演いただき、最新の研究動向についてディスカッションすることは意義深いものと考えられる。
9月12日 午後 BK-3 IoTグローバル人材育成”標準化教育の推進とツールの紹介” 【一般公開】 ICT分野における国際標準化と技術イノベーション特別研専
【概要】
政府・大学・業界団体等が先駆的に進めている標準化人材育成活動や、教材等のツールについて網羅的に紹介するとともに、ツールの活用状況や今後の取り組みについて意見交換を行ない、大学の教員や学生、産業界における標準化人材育成についての理解を向上させ、関連活動の促進につなげる。
9月12日 午後 BP-1 ワイヤレス仮想化に向けたRAN Slicing技術の最新動向 【一般公開】 無線通信システム研専、ネットワークシステム研専、情報ネットワーク研専、ネットワーク仮想化特別研専 共催
【概要】
 多様なサービスを収容する5Gネットワークの効率的な実装に向けて,コアネットワークのみならず,無線の物理層(RAN)も含めたワイヤレスネットワーク全体の仮想化への期待が高まっている。これを実現するには,提供されるサービスやアプリケーションの要求条件やQoSに応じた無線伝送路の柔軟な構築のみならず,周波数帯,帯域幅,タイムスロット,送信電力などの無線リソースを動的かつ最適に割り当てるためのRAN Network Slicingの技術が不可欠である。本パネルセッションでは,RAN Slicingに関する最新技術動向を俯瞰し,実用化に向けた課題と将来の展望を議論する。
9月12日 午後 BP-4 自営無線システムにおけるリソースマネージメントの最先端 ~5Gの地域利用や柔軟な周波数割当による将来の見通しと期待~ スマート無線研専、短距離無線通信研専 共催
【概要】
無線LANを始めとする自営無線システムは,要求される機能を必要な場所や時間に提供することが可能であり,運用が柔軟でありながら,無線通信を構成する欠かせない特徴を持っている.2019年には, 5Gの実用化に併せて地域展開に着目したローカル5Gの議論が始まるなど,自営無線システムの概念の高度化やそのビジネス展開が注目を浴び始めている.そこで本セッションでは,機器や電波を含む幅広いリソースをマネジメントするという観点から自営無線システムをとらえ,各分野の専門家から最新の技術動向および提言を頂きながら,将来の見通しと期待について議論する.
9月12日 午後 BI-5 生体センシングとモバイルインテリジェンス 【一般公開】 センサネットワークとモバイルインテリジェンス研専
【概要】
近年,ウェアラブルデバイスの普及に対して,個人レベルからプロユースと幅広く生体センシングが広まっている.手軽に生体情報を取得できるようになった一方,生体情報は非常に個々人に特有でノイズの影響を受けやすいという特性を持つことから,その処理技術はまだ確立されていない.本セッションでは,生体情報を取得可能なセンシング技術,処理技術,その応用先まで幅広く講演を頂く。
9月12日 午後 BI-7 Society 5.0時代のものづくりを支える通信技術 【一般公開】 通信方式研専
【概要】
Society 5.0で掲げられているサイバーとフィジカルが高度に融合した工場・プラントを実現するために必要となる通信技術に焦点を当てる.具体的には低遅延・広帯域化などに向けた工場・プラント内の有線ネットワークの変化や、従来適用例の少なかった無線ネットワーク化といった流れを紹介する.
9月12日 午後 BI-12 車両をつなぐ新たなネットワークインフラ 【一般公開】 インターネットアーキテクチャ研専
【概要】
安全運転支援や自動運転、MaaS(Mobility as a Service)など、新たな車両サービスを実現するために、車両における通信技術の重要性が高まっています。これらのサービスは車両が生成する大量のデータを分析する必要があるため、車両データを効率的に伝送するネットワークやデータの分散処理基盤、エッジコンピューティングなどと共に、ビジネスモデルも考慮した、車両をつなぐための新たなネットワークアーキテクチャやITインフラ基盤が必要となると予想されます。本セッションでは、車両から見た既存ネットワークアーキテクチャ、インフラの課題を明らかにし、課題解決に向けた取り組みや最新技術動向を紹介します。
9月12日 午後 CI-5 炭素系エレクトロニクスの新展開 有機エレクトロニクス研専
【概要】
人類が扱うデータ量は年々増大しており、より安価に信頼性の高いデータを得るため、エネルギーハーベスティングやセンシングの基盤となるエネルギー・センサ材料・デバイスや省電力な微小電子素子の研究開発が重要となってきている。有機低分子・高分子やナノカーボン材料などの炭素系エレクトロニクス材料は、フレキシビリティを活かした大面積デバイスや材料の量子状態を本質的に活用した単分子デバイスを含めた、多彩な展開が期待される。本シンポジウムでは、炭素系エレクトロニクス材料に基づくエネルギー・センサ・ニューロデバイス及び単分子素子への新展開について議論する。
9月13日 午前 AT-1 ネットワークのための符号の最近の展開 【一般公開】 情報理論研専、情報理論とその応用サブソサイエティ 共催
【概要】
ネットワーク符号化は,ネットワークの中継ノードにおいて複数の隣接ノードからのデータを一括して符号化し転送することによってスループットを向上させる技術である.ネットワーク符号化は2000年に提案されてから基礎技術が進展し,また,様々は分野への応用がなされている.本企画では,ネットワーク符号化技術の最近の展開および,通信やセキュリティへの応用について,チュートリアル講演を行う.
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