2019年 3月19日 (火) 午後
回路とシステム研専
安価なデザインツールやデジタルファブリケーションによって、誰でも「作り手」になれるメイカームーブメントは、3Dプリンタやレーザカッターによるデジタル工作のみならず、PCB設計製造、さらには個人でのLSI試作など多方面に渡っている。またそれらは趣味の範疇にとどまらず、無数のハードウエア・スタートアップと呼ばれる起業にもつながって社会実装され、確実に従来からの産業構造を補完する存在となりつつある。 本シンポジウムでは、このような背景を踏まえ、アイディアを机上の研究にとどめず、趣味から製品、さらには起業という多様な形態で社会実装するまでの過程の具体例を紹介し、研究を「世に出す」ことで、知の社会への還元につなげることの意義とその可能性について議論する。