2019年 3月20日 (水) 午後
技術と社会・倫理研専
科学技術者コミュニティは軍事研究にどう向き合うべきか、現代日本の問題として、哲学・倫理学・科学技術社会論等の論者とともに討論・考察する。日本学術会議は、科学者の戦争協力への反省に立ち、科学者集団の自律性の理念から軍事研究への関与を戒めてきた。しかし、科学技術の発展・高度化とともに、軍事・民生ともに応用される両用技術が注目され、基礎科学者も軍事研究と無縁でないと疑われるようになった。また、2015年「安全保障技術研究推進制度」が発足し、大学・公的研究機関は競争的資金に依存する中で対応を迫られている。技術系学協会を含む科学技術者コミュニティが軍事研究にどう向き合うべきか複数の視点から議論する。