2021年 3月9日 (火) 午後
Zoomによるオンライン開催
光ファイバ応用技術研専、機構デバイス研専 共催
今後予測される通信トラヒックの更なる増大に伴い,通信ネットワークの更なる大容量化が不可欠である.これに伴い,光および電気の接続技術も大きく進展している. 従来のシングルモード光ファイバでは,100Tbit/s程度が伝送容量の限界と見られており,マルチコア光ファイバによる大幅な大容量化へ向けて媒体やデバイス,それらを繋ぐ光接続技術の研究が盛んに行われている. また一方では,データセンタ内等において,大規模な光ファイバ設備を効率的に運用するため,多心コネクタの接続技術が進展している.更には小型化・高集積化のため,光導波路を用いた光接続技術も研究が進んでいる. また電気的な接続については,光送受信器等の接続において,コネクタなどの接触不良・またそこからの電磁妨害,伝送線路の信号品質または不要電磁波の放射,相互変調歪み等の課題解決をする各種技術が提案されている. 本企画では,次世代の通信ネットワークにおいて重要になると目される光・電気接続技術を俯瞰し,将来の接続技術の方向性について議論を行うことを目的とする.