倫理綱領の見直しの必要性について概論を述べる。

AP-1 - 倫理綱領を改訂するべきか

AP-1倫理綱領を改訂するべきか

主に情報倫理の観点から、ELSI、すなわち、倫理的・法的・社会的問題に関する議論が求められている。本発表では、教育現場においてELSIをどのように取り扱うべきか、特にジレンマの観点から考察を行い、議論と認識の重要性について述べる。

電子情報通信技術とSDGs・ESG

法令・規程・標準等の更新について

私企業で実施する製品開発やサービス運営に伴う研究開発における研究倫理の実践と，関連学会における倫理綱領との関係について具体例を挙げながら述べる．

AIとビッグデータは現在、幅広い分野で活用され、大きな利益を生み出している。しかし時にそれは人々の権利を侵害したり、不平等や格差を助長させたりするようにも使われている。2021年の4月にEUは、AIに対する規制案を発表した。その中ではAIシステムが「受け入れられないリスク」、「高いリスク」、「低い、あるいは最小限のリスク」を生み出すものに分類され、それぞれに対して異なるレベルの法的な規制を課すことが提案されている。このような現状において、AI研究者にはどのような倫理的責任が求められるのだろうか。本発表では法規制と倫理の違いに焦点を当てながら、倫理的な研究開発のあり方について提言を行う。

Data storage media have been world-widely used, and high reliability is a main concern when storing/reading data. In data storage media, we can in advance estimate typical errors and anticipate data sequences that can be easily affected by the errors, and it is desirable to avoid those sequences to decrease the likelihood of errors.
In this talk, we observe how graph theory plays an important role to study constrained coding, a coding scheme that forbids an appearance of certain sequences within encoded data. More precisely, we study properties of constrained codes obtained from their graph representations. Furthermore, we go over main constraints on typical data storage media and some problems from theoretical point of view.

DNAストレージは高い記憶密度と耐久性を有することから次世代アーカイブ用ストレージとして期待されている．本稿では，符号化の観点からDNAストレージの概略と記録データへのランダムアクセス方式について述べる．DNAストレージの誤り特性として，挿入／削除／反転（IDS）誤りが発生することを示し，IDS誤り訂正符号化法として，マーカー等を用いた連接符号による手法，LDPC符号やpolar符号を用いた手法，等の概略を示す．また，DNAストレージ特有の複数トレース復号について概要を紹介する．

我々は, SMR(shingled magnetic recording)のためのLDPC(low-density parity-check)符号とSP(sum-product)復号を融合したLDPC符号化・繰返し復号化方式において, ニューラルネットワークによる繰返し復号の実現について検討している. これまでに, APP(a posteriori probability)復号器出力の復号信頼度である対数尤度比LLR(log-likelihood ratio)のうち, 正しく復号された可能性の高いLLRを選択・調整するLLR調整器を提案し, 効果を明らかにした. また, LLR調整器に隣接トラックの影響や磁化遷移情報を考慮したニューラルネットワークを適用すると, 更に効率的な繰返し復号を実現できることを明らかにした. また, APP復号器と同程度の性能を有するニューラルネットワーク検出器を提案した. 本稿では, LDPC符号化・繰返し復号化方式のための新たなアプローチとして, LDPC符号の制約に基づく尤度学習を行うニューラルネットワークをSP復号器に適用した繰返し復号について検討する.

スマートフォンやパーソナルコンピュータ等の様々な電子機器のストレージ媒体として使用されているフラッシュメモリでは，記憶されたデータを誤りから守るために誤り訂正符号が不可欠である．本講演では，フラッシュメモリ製品において誤り訂正処理をする際の課題述べるとともに，それらの課題に対する著者らの取り組みを2つ紹介する．1つ目は想定している通信路モデルと実際の通信路モデルが相違している際の軟判定復号法に関する取り組み，2つ目はメモリチップ不良対策用のパリティを利用した誤り訂正方式についてである．

磁気抵抗効果をはじめとし、スピントルク効果やスピンホール効果など、スピントロニクスの基礎となる様々な物理現象を解説し、磁気メモリなどのスピントロニクス応用を紹介する。また、最近の研究トレンドについて紹介する。

スピン軌道相互作用はポテンシャル中における電子の運動とスピン角運動量間の相対論的な相互作用であり，スピントロニクス素子にスピン情報を電気的に操作する機能を持たせる．半導体工学分野を支える根幹材料であるシリコンは内在するスピン軌道相互作用が無視できるほど小さいと知られていた．しかし，シリコンの金属絶縁体半導体(MOS)構造では電界効果によって界面にRashba型スピン軌道相互作用が人工的に創発する可能性がある．本講演ではスピン流を情報担体とするシリコン基板のスピンMOSトランジスタにて電界効果による人工Rashbaスピン軌道相互作用の発現とそれを用いたスピン流の操作を紹介する．

電子の電荷だけでなくスピンの性質を積極的に利用したスピントロニクス学術分野があり、基礎研究だけでなく、実用化を目指した研究が展開されている。その強磁性トンネル接合素子はスピンを縦方向にトンネル伝導したときのスピン状態がある程度、保存される性質を利用しており、超高感度磁気センサーおよび不揮発性磁気メモリへ応用されている。応用への鍵となる要素の１つとして電極材料の磁気異方性などの磁気的な性質がある。本講演では、強磁性電極材用の磁気的な性質と実際の応用の関係について概説した後、最近の集積回路用の不揮発性磁気メモリに用いられている強磁性トンネル接合素子の電極材料についても述べる。

電子顕微鏡によるナノスケール観察はデバイス開発及び製造管理において有用な解析手法の一つである。環境負荷軽減への貢献が期待されるスピントロニクスデバイスの開発においては、電子顕微鏡による電磁場計測技術が有用な解析手法となると期待される。講演では、低消費電力デバイスへの応用が期待されるスキルミオンの磁場観察、三次元磁場観察、およびサブナノスケール磁場観察への電子線ホログラフィーの応用事例を紹介する。

スピン注入書き込み型MRAM(STT-MRAM)は、選択トランジスタとメモリ素子：Magnetic Tunnel Junction (MTJ)からなり、MTJを構成する磁性膜の磁化配置によって抵抗値が変化する抵抗変化型メモリである。従来の磁界書き込み型MRAMに比べて消費電力を著しく低減できることから、各社で精力的な研究開発が進められてきた。我々は積層CISプロセスに適合する40nmロジック混載STT-MRAM開発を行い、動作を実証した。MTJ材料およびプロセスの改善により、積層プロセスに耐え、かつバッファメモリ向けの高速書き込みと高エンデュランスを実現したことが特徴である。講演では、我々の成果を紹介するとともに、今後市場の拡大が期待されるロジック混載STT-MRAMの一般的な特長や技術課題について概観する予定である。

秘密計算は暗号化したままデータを処理できる技術であり，様々な応用が期待さ れている．その一つはAIや統計などのデータ分析であり，プライバシー情報や営 業秘密でも安心して分析できる技術として期待されてきた．秘密計算は性能が重 大な課題であったが，技術の進展により近年は実用的な技術となってきている．
本講演では秘密計算の概要を述べたのち，実用的な秘密計算技術の例として， NTTで研究開発している秘密分散ベースの秘密計算ライブラリMEVALや，MEVAL上 で実装されPythonライクのインタフェースを持つ秘密計算AIライブラリについ て，方式・実装・性能などを紹介する．

マルチパーティー計算(MPC)は複数のパーティーが互いの入力を明かすことなく共通の関数を計算することを可能にする。この様な機能は、利害が対立するパーティーの集合が、互いの秘密を守りつつも部分的に協力することに適する様に見える。しかし、近年MPCの処理性能の大きな向上に伴いその事業が広がり始めたのは主に、競合するパーティーの集合においてではなく機密性の単一障害点を解消させるために協力しあうパーティーの集合においてであった。MPCの種類の中に、正直者が過半数を占めることを前提とする方法があるが、この前提は利害が競合するパーティーの集合に課すには過度である嫌いがあった。しかし、この前提は協力し合うパーティー間では致命的な問題にはならない。正直者が過半数を前提とするMPCは、その処理能力が高いなど、利点も多い。このようなMPCの応用の拡大を期待して、これを協力的なパーティー間でを使う時に考慮すべき事項をまとめる。

NICTでは、データそのものを外部に開示することなく、複数の組織内で連合学習を行うことができるプライバシー保護連合学習技術「DeepProtect」を開発し、社会実装を進めている。この技術を活用し、現在、大きな社会課題となっている金融機関での不正取引の検知精度向上をめざし、神戸大学及び(株)エルテスとともに、千葉銀行、三菱UFJ銀行、中国銀行、三井住友信託銀行及び伊予銀行の５つの銀行と2020年から実証実験を行ってきた。本講演では、秘密計算（プライバシー保護連合学習技術）の実用化事例として、この実証実験を通して得られた知見や、組織横断でデータ利活用を進める上で解決すべき課題について紹介する。

本研究では，プライバシ保護の必要な個人ゲノムデータの利活用を目指して，クエリとデータベースを互いに秘匿したままゲノム配列を検索する秘匿検索の開発に取り組んだ．ゲノム配列を含む文字列の検索は，予め索引を構築することで高速化できる．特に，簡潔データ構造による索引は部分文字列一致などの複雑な検索の高速化を実現しながら索引サイズを小さく抑えられる．我々は簡潔データ構造の持つこれらの特徴をうまく利用することにより，ゲノム配列の秘匿検索を高速化する方法を開発した．開発した方法では事前計算が必要となるが，クエリ投入から結果を得るまでの時間がデータベース長に依存せずにすむ．事前計算の削減についても議論する．

秘密計算技術は研究開発が進められている一方で、実社会における本格導入に向けた検討の多くは今後の課題という印象がある。一口に秘密計算技術と言っても設定が多数あるが、どれが良いのかと聞かれても「ユースケース依存」としか言いようがない場面は多く、これが事業化に向けた議論の妨げになることも少なくない。ユーザ企業目線で重要なのは（必要な安全性はクリアしている前提で）費用対効果であると講演者は考えている。本講演ではやや雑な議論になることは覚悟の上で、クラウド利用単価等を根拠に、いくつかの多者間計算プロトコルとその利用設定間のコスト差を定量的に取り扱うことを検討した結果を紹介する。

In this lecture, we will reflect on the data generation techniques for Tabular data (Relational data or Excel like data), which is the most common data source in many business applications. Then present our work and experiments to evaluate tabular data generation techniques including GANs and DRLs using real world problems including train travel data in Tokyo and Melbourne.

DX（Digital Transformation，ディジタル変革）の特徴の一つ
が，「ディジタル化された多種多様なデータを共有し
てデータ間の連携を取ることにより，より詳細で本質
的な情報を抽出して価値を創出できること」とされて
いる．これを実現するためには，取得先が異なる異種
のデータを連携させて利活用する仕組みが不可欠であ
る．講演では，このような多様なデータを連携するた
めのオープンな仕組み=基盤=プラットホームとしてFIWA
REを紹介し，実際にFIWAREを活用したデータ連携による
スマートシティの事例に関して述べる．

近年，機械学習や人工知能などのデータを活用する技術が急速に発展している。データを活用して構築したモデルに基づく制御系の設計や，強化学習による制御器の産業応用における問題点のひとつが理論保証や品質保証が困難であることだと考えられる。特に，取得したデータに外れ値や悪意のあるデータが含まれる場合，制御系の安定性が失われ，大きな事故につながる可能性もある。本講演では，分散制御系の分散設計手法であるレトロフィット制御理論に基づいて，どんなデータが入力されたとしてもそのデータを活用しつつ，システムの安定性を保証できる制御手法を提案する。提案法の有用性を電力系統モデルに対する適用結果を通して示す。

人口8万人の地方都市である北海道室蘭市における公共交通の現状を踏まえ、室蘭市地域公共交通網形成計画に基づき、産学官民連携で取り組むMaaSサービスの構築と今後に向けた課題

2021年　相模女子大学　英語文化コミュニケーション学科卒業
2021年　4月　MRT株式会社入社

持続可能なモビリティサービスの実現に向けて（基山町スマートモビリティ実証実験）

過疎地域における持続可能な公共交通として定額乗合タクシー（１カ月定額料金でタクシー乗り放題のサービス）の取り組みを紹介する。ただし、最低限の車両しか投入しないため、本サービスの配車アルゴリズムは、①希望乗車時刻をずらして乗り合わせを行う、②一方で鉄道乗継等の時間制約のある移動は到着（出発）時刻を厳守する特徴を有している。導入地域では、利用者の外出回数が増加するとともに、温泉入浴など楽しみの移動目的での利用がそうかする効果が見られた。また、ユニットエコノミクスの考え方による事業採算性の検討を行いながら最適なサービス内容を構築している。

十勝バス取り組み
個別訪問を行い、どうしてバスを利用していただけないのか理由を聞き出す取り組みを行っている。そして本音のニーズにすかさず取り組み、バスの乗り方、あるいは路線上にある目的地となる商業施設や公共施設などのご案内を行った。結果、利用者が増え続け、このとき全国のバス会社で前年対比の利用者を増やしているバス会社はなかったことから、さまざまな形で注目を浴び、取り上げられるようになった。
大空ミクロ戦略について
新型コロナウイルスの影響を大きく受けた現在、帯広市郊外にある大空地区にコミットし、今後は、路線バス事業を中心とした各事業で培った数々の経営ノウハウと様々な生活インフラ事業を融合させ、新たに「大空ミクロ戦略」として大空地区の地域コミュニティの活性化に貢献させていただくともに、収益の多角化を目指す。

本研究では，移動の範囲と幸福感の関係性をWebアンケートにより調査した．スマートモビリティチャレンジ2020年度の採択地域にて，人の移動実績を示すLife Space Assessment，日本語版主観的幸福感尺度（Subjective Happiness Scale），Big Five尺度，Ego-Resiliency尺度等のアンケートを実施した．合計12508名から回答を得られ，各項目間の関係をパス解析を用いて分析した．分析結果により，ライフスペースに対しては年齢，Ego-Resiliency，身体的不健康等の影響が見られ，ライフスペースと主観的幸福感には直接の関係が見られないことが示唆された．

電力会社では，給電指令所，発電所，および電力所間に自営の電力用通信ネットワークを構築・運用し，電力の安定供給を達成している．これまでは，大規模発電所で作った電力を需要側へ一方通行的に送る仕組みであったため，電力システムの設計，運用のほとんどは計画に基づいて行われ，電力用通信も発電所からの送電に最適化されている．世界的なカーボンニュートラルの流れの中，我が国においては2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロとする宣言がなされた．これを実現するためには，再生可能エネルギーの更なる活用が重要となる．本稿では，カーボンニュートラルに向けた将来の電力系統の安定運用において必要と予想される高信頼通信について述べる．

電力会社では，給電指令所や発電所などの拠点間に自営の電力用通信網を構築し，電力の安定供給を達成している．これまでの電力ネットワークは，大規模発電所で作った電力を需要側へ一方通行的に送る仕組みであったため，この通信網も発電所からの送電に最適化されたものであった．しかし世界的なカーボンニュートラルの流れの中，我が国においては2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロとする宣言がなされた．これを実現するためには，再生可能エネルギーの更なる活用が重要となる．これに伴い，カーボンニュートラルに向けた将来の電力系統の安定運用において必要と予想される高信頼通信について述べる．

電力会社では，給電指令所，発電所，および電力所間に自営の電力用通信ネットワークを構築・運用し，電力の安定供給 を達成している.これまでは，大規模発電所で作った電力を需要側へ一方通行的に送る仕組みであったため，電力システ ムの設計，運用のほとんどは計画に基づいて行われ，電力用通信も発電所からの送電に最適化されている.世界的なカー ボンニュートラルの流れの中，我が国においては2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロとする宣言がなされ た.これを実現するためには，再生可能エネルギーの更なる活用が重要となる.本稿では，カーボンニュートラルに向け た将来の電力系統の安定運用において必要と予想される高信頼通信について述べる.

本検討ではローカル5Gを用いた建設機械の遠隔操作に関する（株）熊谷組の取り組みについて紹介する。まず近年の建設業界における無線通信システムの利用例について紹介する。次に熊谷組技術研究所に設置予定のローカル5G機器で無線通信を実施するにあたっての事前解析について述べる。各種機器パラメータに基づく受信信号電力特性、情報理論に基づく理想スループット特性を確認した結果、研究所内の屋外実験ヤードの広範囲に対し、上りリンクのSISO伝送で数十Mbpsの伝送速度を達成できることを確認した。

カーボンニュートラル、インフラ強靭化、自動化・省人化等の社会課題を解決する手段としてサイバーフィジカルシステム(CPS)の活用が期待されている。CPSでは、サイバー空間とフィジカル空間を繋ぐ通信が重要になるが、CPS通信に無線LANを求めるニーズは高い。本発表では、社会インフラCPSに向けて、無線LANを適用した場合の課題ならびに課題解決に向けた技術取組みについて紹介する。

工場におけるロボットアームや無人搬送車（Automatic Guided Vehicle: AGV）等の産業ロボットの制御システムに関して、高信頼かつ低遅延な5Gを制御通信として活用した将来像について議論する。さらに、ポスト5G時代に提供される測位機能も活用した工場自動化システムについても言及する。

工場におけるロボットアームや無人搬送車（Automatic Guided Vehicle: AGV）等の産業ロボットの制御システムに関して、高信頼かつ低遅延な5Gを制御通信として活用した将来像について議論する。さらに、ポスト5G時代に提供される測位機能も活用した工場自動化システムについても言及する。

近年，自動車には多くのセンサが取り付けられ，機器が相互に通信するようになっている．自動車においては，ハンドルやシートなどを避けて電線を配索することや，機器のレイアウトも自由にする要求が高まると思われるため，配索を考えなくてよい無線接続が注目されている．
車で既に実現されている無線通信システムは，やり直しが可能とされていたり，数秒以上の通信遅延時間が許容されていたりする．しかしながら，自動車内の機器とりわけセンサの接続では，これらよりもはるかに高い信頼性と低遅延性が求められる．
本稿では，自動車内における高信頼無線通信の要求に対して，使用される周波数と通信制御方式の一例について紹介し，今後の高信頼無線通信への期待を述べる．

耐量子計算機暗号の安全性を説明する．

国内外における耐量子計算機暗号の標準化動向について紹介する．特に米国立標準技術研究所 (NIST) の耐量子計算機暗号の標準化プロジェクトについてと，耐量子計算機暗号に関する CRYPTREC の取り組みについて説明する．

将来の秘匿演算の実現に向けた完全準同形暗号に関して、[0,1]の円環群（Torus）上で、誤差を付加した多元連立一次方程式を解く格子暗号（LWE(Learning With Error)）、耐量子計算暗号として、楕円曲線の同種写像を用いた方式に関して、ハードウエア実装の最適化に関して議論を行う。

本講演では，耐量子計算機暗号モジュールに対するサイドチャネル攻撃の動向を紹介する．特に米国標準技術研究所（NIST）が主導する耐量子計算機暗号標準化プロジェクトのファイナリストを対象とする最新のサイドチャネル攻撃について解説する．

『量子セキュアクラウドの社会実装の現状と展望』と題した講演資料。凸版印刷が取組んでいる、『量子セキュアクラウド』とICカードへの耐量子公開鍵暗号の実装試験の概要と、今後の社会実装に関する期待を説明します。