2022年
電子情報通信学会
ソサイエティ大会

オンライン開催
2022年9月6日(火)〜9日(金)

企画講演セッションの紹介

開催日 セッション名
  提案委員会
9月6日 午後 BI-1 スマートモビリティーにおける航行技術の動向と展望 【一般公開】
宇宙・航行エレクトロニクス研専
【概要】
近年、車両の自動運転のみならず、船舶、ドローン、航空機、宇宙機等など、陸上から宇宙までをカバーした次世代交通において、様々な計測センサ・識別・判断・制御技術等の研究が進んでいる。本セッションでは、これらの技術について、最新の研究動向と今後の展望をご発表頂く。
9月6日 午後 CK-1 エレクトロニクスソサイエティ プレナリーセッション 【一般公開】
エレクトロニクスソサイエティ運営委員会
【概要】
2050年までに、カーボンニュートラル・脱炭素社会の実現を目指すことを政府が表明した。その実現には様々な技術革新が必要であるが、関連する分野において、全く新しいデバイス技術や、高度なシステム技術が芽生えつつある。そこで、これらの革新技術をいくつか紹介することで、エレクトロニクスソサイエティに関連する研究者・技術者がどのような技術革新に貢献ができるのか、皆で考えることができるようなセッションを企画したい。本セッションでは、熱輻射の制御やそれを利用した熱光発電デバイス、常識を覆す温度差不要の熱発電などの新技術や太陽電池等の技術・市場動向、さらには、スマートグリッドや半導体技術がどのように脱炭素社会の実現に貢献できるのか、などについて3名のご講演者にそれぞれの視点でお話して頂く。
9月7日 午前 TK-2 トップレベル研究者弾丸プレゼン ~通信分野編~ 【一般公開】
企画戦略室
【概要】
2022年総合大会にて実施の「若手研究者弾丸プレゼン」に引き続き、学術的成果や社会実装等で著名な実績をお持ちの若手・中堅研究者の方々によるショートビデオを用いた「弾丸プレゼン」企画第2弾を実施して、本会研究者のモチベーションアップや本会全体の成果アピール力向上を図る。
9月7日 午前 TK-3 企業から求められる学会への変革 〜企業イニシアティブ委員会の設立と活動の紹介〜 【一般公開】
企業イニシアティブ委員会
【概要】
日本の企業を取り巻く環境は大きく変化してきているが,企業が電子情報通信学会に期待することは従来とは異なってきている.電子情報通信学会が企業から求められる学会に変革するため,本会は企業イニシアティブ委員会を新しく設置した.本セッションでは,企業イニシアティブ委員会の設立趣旨およびその活動について紹介する.
9月7日 午前 BK-1 論文の書き方講座(Q & Aセッション) 【一般公開】
通ソ編集会議 委員会
【概要】
 論文の最も基本となる目的は、読者に対し、論理的に積み上げていくことで、その論文の主張を導くことである。しかし,そのような論文を書くことは難しく、論文の書き方の上達にはある程度の時間と継続的な執筆指導の努力が必要である。通信ソサイティでは、論文の書き方を広く深く会員に浸透させるために、2009 年 3 月から大会に合わせて「論文の書き方講座」を開催してきた。参加者から継続的に開催することを希望する声を多く頂いたため、本大会でも「論文の書き方講座」を開催することにした。今回は、論文の書き方講座(Q & Aセッション)とし、事前質問、当日質問、アーカイブ視聴等に対して、通信ソサイエティ 和文、英文、ComEX編集委員会幹事団メンバーが答えるパネル討論を開催する。この講座が学生あるいは若手研究者の一助となれば幸いである。

下記URLより、事前質問を募集しています。ぜひ、ご登録をお願い致します。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc5kYsCYIksp1cL36M9wO_nKhR7M5Wx3jmmcMr33SEYzGt6mQ/viewform 
9月7日 午前 BI-10 自然環境をモニタするIoT 【一般公開】
センサネットワークとモバイルインテリジェンス研専
【概要】
社会的な関心が高まるSDGsにも複数の項目が含まれるなど,自然環境の保全は世界的に重要な課題の一つとなっている.IoTなどの技術により現状をタイムリーかつ十分な精度でモニタすることが,適切な保全に向けた基盤となる.Beyond 5Gでは,空中や水中などの厳しい環境や,既存のインフラが十分に整備されていない地域も含めた超広域へのカバレッジ拡張が一つの方向性として挙げられる.本セッションでは,空中,森林,都市,水中といった各分野/フィールドにわたる,国内外の現場における最新の取り組みや課題などについて講演を依頼する.
9月7日 午後 TK-1 Society 5.0によるデジタル社会の設計構築に向けた科学技術イノベーション政策(仮) 【一般公開】
企画戦略室
【概要】
第6期科学技術・イノベーション基本計画にはSociety 5.0 の具体化、スピード感と危機感を持った社会実装、人類の幸福や感染症・災害対策、経済安全保障環境を重視することが示された。Society 5.0が目指すデジタル社会の構築に向け、政策と社会との協働、研究力の強化と研究開発の推進が必要である。本セッションは、これらの方向性に沿った府省庁の取り組みや学会への期待について紹介いただき、議論を行う場とする。
9月7日 午後 ANK-1 基礎・境界ソサイエティ,NOLTAソサイエティ共同贈呈式 【一般公開】
基礎・境界ソサイエティ/NOLTAソサイエティ共同運営
【概要】
基礎・境界ソサイエティ/NOLTAソサイエティの分野において貢献のあった方々を表彰する.加えて,FR誌ベストオーサー講演(題目未定,60分)を行う.
9月7日 午後 AI-1 Internet of Things(IoT)とXR(クロスリアリティ)を進化させる回路とシステムとは 【一般公開】
回路とシステム研専
【概要】
内閣府の第5期科学技術基本計画の中でSociety5.0は,サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより,経済発展と社会的課題の解決を両立する,人間中心の社会(Society)と定義され,我が国が目指すべき未来社会の姿として提唱されています.Society 5.0で実現する社会は,IoT(Internet of Things)で全ての人とモノがつながり,様々な知識や情報が共有され,今までにない新たな価値を生み出すことができるスケールフリーネットワーク上で成立すると考えられています.このスケールフリーネットワーク上では,互いに関係のない多様な要素同士が偶然つながり,まったく新しい切り口が生まれる可能性があります.そして,弱小な節点のどれかで臨界点を超えると一気に変化するパーコレーション(ネットワーク上で何かが浸透する)現象が起きやすく,すなわち,イノベーションが遠いところのつながりから起きやすくなります.また,ニーズは顧客自身が決める世界となっていることが知られています.一方,XR(クロスリアリティ)とは,VR(バーチャルリアリティ),AR(拡張現実),MR(複合現実),SR(代替現実)などの仮想現実を構築する技術を総称するものであり,人間を場所や時間の制約から解放して,モノ・コトと繋ぐインターフェース技術です.この背景を踏まえ,本企画セッションでは,人々を今までよりもさらに,場所や時間の制約から解放して, IoTの有するスケールフリーネットワーキングを発展させるための問題など(例:ビッグデータの取り扱い方法,情報の安全性,通信の帯域幅と消費電力の省エネ化,スケーラブルネットワーキング,使いやすい設計・組み込みソフトウエア)を解決し,IoTとXRを進化しうる回路とシステムについて討議していきたい.6GにおけるIoTとXRおよびSoceity 6.0の在り方を検討するうえでの重要な議論を展開したい.
9月7日 午後 BI-4 DXに向けたネットワークモデルにおける制御技術 【一般公開】
情報ネットワーク研専
【概要】
COVID-19の影響による働き方の変革に伴い,リモートワークなどのワークスタイルの変革や基幹業務のクラウドシフト&リフトといったデジタルトランスフォーメーションが求められている.これらの多様なニーズに応じて,各クライアント環境とサービスとの柔軟な接続を行うため,従来のVPNに代わり,SASEやゼロトラストといったネットワークモデルが提唱されている.本企画では,これらのネットワークモデルを支えるSoftware Definedによるネットワーク構築やアクセス制御,ID管理といった制御技術および,活用事例のベストプラクティスについて有識者にご講演頂く.本企画を通し,DXに求められる基幹技術の変化を議論し,またその活用の可能性を探る.
9月7日 午後 BI-6 ICTの革新がもたらすスマートシティ最前線 ~ 新たなQoE研究の創出に向けて ~ 【一般公開】
コミュニケーションクオリティ研専
【概要】
高度なICT技術の利活用により都市や地域の抱える諸問題の解決に取り組むスマートシティに関する取り組みは「Society 5.0」の一環にもなっており、日本でも注目を集め始めている。本セッションでは、スマートシティの実現に寄与するICTを題材にして、研究開発の対象となるコミュニケーションクオリティについて考える。特に、スマートシティに応用できる基盤技術に加えて、先進的なICT技術をスマートシティに応用した具体例を俯瞰することで、スマートシティの様々な側面を対象としたICTの研究開発の方向性や新たな品質の考え方について探求する。
9月7日 午後 CK-2 テラヘルツ無線通信に向けた無線・光融合基盤技術 【一般公開】
エレソ特別企画セッション
【概要】
電波と光波の境界領域の周波数帯であるテラヘルツ帯は、広い周波数帯域を活用した次世代無線通信の利用が期待されている。しかし、「テラヘルツギャップ」と呼ばれるようにエレクトロニクスとフォトニクス、いずれに対しても難しい技術領域であり、高効率・低消費電力でテラヘルツ波の発振・増幅・検出可能なデバイス・回路や、伝搬損失の影響を抑制する指向性アンテナやビームステアリングなど、ハードウェアに関する様々な技術的課題がある。これらの課題解決には、これまでの無線通信と光通信の知見や技術を活用した新たな技術(無線・光融合基盤技術)の創出が重要と考えられる。このシンポジウムでは、無線・光融合基盤技術に関わる先端的な取り組みを紹介し、今後の技術開発の方向性について議論する。
9月7日 午後 CI-1 超伝導量子コンピュータ実現に向けた高周波技術の最新動向 【一般公開】
マイクロ波研専、超伝導エレクトロニクス研専 共催
【概要】
近年、量子コンピュータへの期待が高まっており、海外・国内で研究開発競争が激化しており、社会実装に向けた取り組みが活発に進んでいる。一方、実用化に向けては課題も多く、現在の汎用コンピュータのように利用できるようになるまでには、まだまだ時間がかかると考えられている。本セッションでは、超伝導量子コンピュータに関連した各種最新技術やマイクロ波技術を紹介し、今後の展望や課題を議論することで、関連研究のさらなる活発化につなげる。
9月7日 午後 CI-3 多様な最新ハードウェアシステム設計手法 -協調設計・モデルベース設計・AI設計- 【一般公開】
集積回路研専
【概要】
高度に複雑化し続けるハードウェアシステムにおいて、集積回路をはじめとするハードウェア設計の効率化により全体開発期間・コストを抑制することが極めて重要になっている。本シンポジウムではハードウェア/ソフトウェア協調設計、モデルベース設計、AI/機械学習による設計など、最先端の研究者・講師より様々な最新設計手法と、その研究成果および導入事例を紹介する。
9月8日 午後 AK-2 時系列AI技術の最前線 【一般公開】
システム数理と応用研専
【概要】
AI技術を活用して時系列データを解析することはさまざまな応用が期待されている.本企画セッションでは,人流の分析など時系列AI技術の最新動向を紹介し,さらなる発展を議論する.
9月8日 午後 BP-1 6Gに向けた最新動向と技術展望 ~みんなでつくる6G~ 【一般公開】
無線通信システム研専
【概要】
次世代の移動通信システム6Gの実現に向けた動きが世界中で活発化しており,ITU-Rでも2030年に向けたビジョン勧告の作成が進められている.国内では産学官が連携して戦略的に取り組む場としてBeyond 5G推進コンソーシアムが設立され,日本からのコンセプトを早期に発信し国際的イニシアチブを獲得すべく,白書作成が進められている.本パネルセッションでは,ITU-Rの最新動向や,Beyond 5G推進コンソーシアムにおける日本としての戦略を識者に解説頂くとともに,6Gの戦略・研究開発をけん引する企業,大学,研究機関から最新の取り組みや技術開発状況をご紹介いただき,みんなでつくる6Gに向けて今後の技術展望や戦略について議論する.
9月8日 午後 BI-9 サブスクリプション形クラウドサービスを支える新たなICTインフラストラクチャの可能性とセキュリティ 【一般公開】
情報通信マネジメント研専
【概要】
クラウドインフラストラクチャの高度化に伴ってサーバリソースやネットワークインフラに対して、サブスクリプションタイプのサービスの萌芽が見られる。ITリソースの最適利用が進むことに併せて、提供側にはITリソースに対する需要変動に応じた柔軟な供給の仕組みが求められる。 その一方で新規技術を利用した新たなICTリソースを追加することもでき、新技術のスムースな展開も視野に入ることから、さらなる新技術やアーキテクチャ開発インセンティブが働くことで技術進歩のスピードがさらに上がることが見込まれる。 また新たな仕組みに応じた、ゼロトラストセキュリティ技術等が進むことで情報セキュリティ面でも大きな変化が想定される。 本セッションではクラウドサブスクリプションサービスを支える可能性が高いコンポーザブルインフラストラクチャ、コンポーザブルネットワークの最前線とその可能性を探り、リソースを共同利用する際に重要となる情報セキュリティの確保の在り方にたいする議論を進めることで、今後の情報通信マネジメント研究に活かすことを目的とする。
9月9日 午後 AT-1 データサイエンスと情報理論 【一般公開】
情報理論研専
【概要】
様々な場面においてデータに基づいた意思決定を行うことが一般的になってきており,データサイエンスの重要性はますます高まっている.統計学や機械学習の手法を様々な分野に応用する研究も盛んに行われているが,それらの手法の理論的理解も重要な研究課題である.また実社会応用を考えることで,新たな研究課題も派生している.情報に関する様々な限界を求めることで,そこで使われている情報の性質を探求する情報理論の研究は,これらのデータサイエンスの基盤研究と密接な関係を持つと考えられる.本セッションでは,データサイエンスと情報理論の双方に深く関わっていると考えられる幾つかのテーマについて最近の研究動向などを紹介する.
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