2021年
電子情報通信学会
ソサイエティ大会

オンライン開催
2021年9月14日(火)〜17日(金)

【一般公開】企画講演セッションの紹介

開催日 セッション名
  提案委員会
9月14日 全日 CI-4 先端バイオテクノロジーの医工展開 【一般公開】
有機エレクトロニクス研専
【概要】
”健康で長生き”は人類永遠のテーマの一つであり、医療創薬を含む医工学への要求はますます高まっている。近年は、発展著しいナノバイオテクノロジーに加え、多方面に浸透しつつある機械学習等の情報処理技術の進歩は基礎科学から医工分野へも大きく影響している。更には従来からある新材料、バイオセンサー、有機エレクトロニクス等も含め、先端的な研究成果が医工分野へ及ぼしている影響や効果を,生物学や医学を背景として概観し、その将来像を議論する。
9月14日 午後 CK-1 エレクトロニクスソサイエティ プレナリーセッション 【一般公開】
エレクトロニクスソサイエティ
【概要】
エレクトロニクスソサイエティは現在及び近未来の社会情勢を鑑みて、アフターコロナ時代への期待についてセッション企画する検討を進めている。 本セッションでは、アフターコロナ視点のデバイス市場動向、オンライン文化を支えるセキュリティ技術、医療ビッグデータ技術等をトピックとした講演及び議論を予定している。
9月15日 午前 BK-1 論文の書き方講座 【一般公開】
通ソ編集会議研専
【概要】
論文の最も基本となる目的は,読者に対し,論理的に積み上げていくことで,その論文の主張を導くことである.しかし,そのような論文を書くことは難しく,論文の書き方の上達にはある程度の時間と継続的な執筆指導の努力が必要である.通信ソサイティでは,論文の書き方を広く深く会員に浸透させるために,2009 年 3 月から大会に合わせて「論文の書き方講座」を開催してきた.参加者から継続的に開催することを希望する声を多く頂き,「論文の書き方講座」 を開催することにした.この講座が学生あるいは若手研究者の一助となれば幸いである.
9月15日 午後 ANK-1 基礎・境界ソサイエティ,NOLTAソサイエティ共同贈呈式 【一般公開】
基礎・境界ソサイエティ/NOLTAソサイエティ共同運営
【概要】
基礎・境界ソサイエティ/NOLTAソサイエティの分野において貢献のあった方々を表彰する.
9月15日 午後 BP-3 医療における安全・安心な無線通信は建築から
~医用テレメータ設置に関わる建築ガイドライン~ 【一般公開】
ヘルスケア・医療情報通信技術研専
【概要】
医療機関内における無線通信はチーム医療を支え、感染症対策における非接触の実現にも寄与する。医療機関で用いられる主な無線通信システムとして、携帯電話、無線LANと並び医用テレメータ(心電図モニタ)がある。しかし近年、無線通信における問題が多く、医用テレメータでは、アンテナケーブルを敷設する空間や壁を超えるための措置等での問題が顕在化した。これは、医用テレメータが建築完了後に設置されることに起因すると考えられ、建築の初期段階からの対応が求められる。そこで、日本建築学会がガイドラインを作成し、要配慮点を取りまとめた。本セッションはこのガイドラインを紹介し、通信工学の観点から有効な活用を図るべく議論する。
9月15日 午後 BT-1 コロナ禍で加速化した遠隔教育・研究へのICT活用とマネジメント 【一般公開】
情報通信マネジメント研専
【概要】
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な流行にともない、海外への渡航制限や不要不急の外出制限など、感染拡大を防ぐためのさまざまな物理的な制限が生じる中、これまでと全く異なる環境に社会全体が変革/適応を余儀なくされた。コロナウイルスの発生から約1年、現在もまだ収束が見えない中、ダイナミック状況が変化し続けるNew normalな環境に継続的・持続的そして発展的に適応を進めていくことが望まれています。 このような環境において、業界(産)・国や地方自治体(官)・大学(学)が相互連携し迅速に適応することが不可欠であり、適応するにおいては情報通信技術の貢献が非常に大きいと言える。本セッションではwithコロナの環境下において、特に遠隔教育や遠隔研究に情報通信技術を活用して変革に対応したかの具体的な事例を取り上げ、情報通信マネジメントにおける課題を明らかにし、今後の情報通信マネジメント研究に活かすことを目的とする。
9月15日 午後 BT-2 分散協調機械学習 (Federated Learning) チュートリアル 〜 IoTに向けたプライバシ保護と通信効率向上を目指して 〜 【一般公開】
センサネットワークとモバイルインテリジェンス研専
【概要】
分散協調的な機械学習手法である Federated Learningについて、その概要と最新の研究動向について紹介する。Federated Learningは国内外で大きな注目を集める機械学習技術であり、その最大の特徴は、複数のデータ保持者がデータを共有することなく、共同で予測モデルを学習できることである。そのため、プライバシセンシティブなデータが多いホームIoTや、秘匿データを含む工場/オフィスIoTにおいても、データを公開することなく学習に利用可能となる。このFederated Learningについて、具体的な学習メカニズムと、最新の研究、特にIoTネットワークのような帯域等の制限を考慮した通信効率の良い学習手法について解説する。
9月15日 午後 BT-3 情報指向ネットワーク技術の新たな課題と可能性 【一般公開】
情報指向ネットワーク技術特別研専
【概要】
情報の名前に基づいて通信する「情報指向ネットワーク技術 (Information Centric Networking: ICN)」は、そのコンセプト提唱以降、国内外で活発に研究がなされ、当初懸念された課題に対して一定の解が提示されつつあります。その結果、実用的なアプリケーションへのICNの応用の機運が高まるとともに、Beyond 5G/6G時代を支えるネットワーク技術として期待されるなど、ICNの適用領域は拡大を続け、それに伴う新たな課題も見えてきました。本セッションではICNの研究成果、応用事例報告などを通し、ICNの理解の深化と、新しい課題・可能性の議論を目的とします。
9月15日 午後 CI-3 Society 5.0を実現するリモートテクノロジ― 【一般公開】
集積回路研専
【概要】
Society 5.0は、世界的な感染症の拡大や緊急事態宣言の発令に伴う生活・ビジネスにおける課題を乗り越え、持続的かつ強靭な社会・経済構造を創出するものと期待されています。半導体集積回路分野においては、従来から自動化の取り組みが行われてきましたが、リモートテクノロジーを活用した更なる製造工程・検査工程の自動化、無人化の取り組みが進められています。本企画セッションでは、最先端の製造・検査現場での実例をはじめとして、一般性の高い応用分野におけるリモートテクノロジーの活用事例を交え、今後の課題や方向性について議論します。
9月15日 午後 CI-5 Beyond 5G、6Gに向けたデバイス・材料技術とその応用 【一般公開】
テラヘルツ応用システム特別研専、マイクロ波・ミリ波フォトニクス研専 共催
【概要】
5Gに続く次世代の通信システムBeyond 5G、いわゆる6Gにおいては、ミリ波帯からテラヘルツ帯に渡る周波数帯の電磁波の活用が見込まれており、その実現の要となるデバイス・材料技術の開発が求められている。ミリ波帯~テラヘルツ帯においては、超高周波電波あるいは微弱フォトンエネルギーを有する光波としての側面からのデバイス・材料技術の深化、光ファイバ通信を中核とするフォトニクス技術との技術融合など、様々なアプローチで開発が進められている。本企画セッションでは、ミリ波帯~テラヘルツ帯のデバイス・材料技術の最新動向を紹介し、Beyond 5G、6G応用に向けた課題と今後の展望について議論する。
9月16日 午後 TK-1 第6期科学技術・イノベーション基本計画から読み解く我が国が向かおうとする方向 【一般公開】
企画戦略室
【概要】
第6期科学技術・イノベーション基本計画では検討の方向性として、Society 5.0 の具体化、スピード感と危機感を持った社会実装、人類の幸福や感染症・災害・経済安全保障環境を念頭に置いた政策と社会との対話・協働、研究力の強化と官民の研究開発投資の在り方、新しい社会を支える人材育成と国際化が挙げられている。本セッションでは、これらの方向性に沿った府省の取り組みや期待について紹介いただき、参加者との議論を行う場とする。
9月16日 午後 TK-2 6Gの胎動 ~みんなでつくる6G~ 【一般公開】
無線通信システム研専、スマート無線研専、ネットワークシステム研専、コミュニケーションクオリティ研専、短距離無線通信研専、衛星通信研専 共催
【概要】
次世代の移動通信システム6Gの実現に向けた動きが世界中で加速している.国内では産学官が連携して戦略的に取り組む場としてBeyond 5G推進コンソーシアムが設立され,2025年を一つのマイルストーンとして,ここ数年において6Gの根幹となる技術の研究開発が加速すると考えられる.また,本会では昨年のソサイエティ大会で開催された6Gパネルセッションにおいて最新技術に関する講演や熱心なパネル討論が行われ,非常に多くの聴講者を集めた.本パネルセッションでは,6Gの国内戦略を策定する総務省やBeyond 5G推進コンソーシアム,先進的な研究開発に取り組んでいる企業や大学から,6G戦略や最新の取り組みについてご紹介いただくとともに,6Gに向けた研究を通した学会のあるべき姿や学会への期待,加えて産学官のタイトな連携について皆様からの忌憚のないご意見をいただきながら,講演者も巻き込んで日本の6G研究を加速するための議論をオープンに行う.
9月16日 午後 AI-1 極限環境の計測を支える回路とシステム技術 【一般公開】
回路とシステム研専
【概要】
極端な温度や高圧、高放射線下など、過酷な環境下で計測を行う装置には通常の電子機器とは異なるレベルの信頼性や耐環境性、設計手法が求められる。一方で、特殊な領域であるがゆえに、極限環境下で要求される具体的な性能や、それを実現する技術が一般の回路技術者の目に触れる機会は少ない。そこで、本小特集では各種極限環境における応用事例をもとに回路とシステム技術について技術交流を深めるとともに、回路とシステム技術の応用と今後の展望に関する議論を活性化する。
9月16日 午後 AI-2 AI倫理とシステム数理 【一般公開】
システム数理と応用研専
【概要】
人工知能(AI)の研究が盛んに行われており,社会実装においてAI倫理が注目されている.AI倫理とは,AIが人類に悪影響を与えないための規範を指す.例えば,AIの判断が説明可能か?特定の個人に有利な判断になっていないか?などの課題が挙げられる.また,IEEEのAI倫理に関わる標準群にはプライバシー,アルゴリズミックバイアス(差別),オントロジーなどの課題が挙げられている.本企画セッションでは,これらの課題に関係した取り組みをご紹介いただき,システム数理的手法がAI倫理にどのように役立つかを議論する.
9月16日 午後 BI-6 IoTロボティクス時代を支えるネットワーク技術 【一般公開】
インターネットアーキテクチャ研専
【概要】
新型コロナウィルス感染拡大の長期化に伴い、社会におけるロボットの重要性が再認識されています。一方、近年のIoTの進化、ネットワークの高速大容量化、コアネットワークやクラウドの高性能化に伴い、ロボットのネットワーク 化によるさらなる高機能化が期待されています。本企画セッションでは、ロボットの高機能化に貢献可能なネットワーク技術に関する最新状況や今後の展望等についてご講演いただきます。
9月17日 午後 BK-3 AI技術の様々な業種への活用と国際標準化動向 【一般公開】
ICT分野における国際標準化と技術イノベーション特別研専
【概要】
急速に進歩するAI技術により、実世界のデータを分析し様々な価値に変換することが可能となってきている。企業の業務効率化や生産性向上にとどまらず、社会的課題の解決等の様々な領域・業種への応用が検討されている。新型コロナ収束後のいわゆるアフターコロナ期の社会におけるAI技術活用も期待される。今回、AI技術を様々な領域・業種に活用する取り組みに焦点を当て、各分野のエキスパートからご講演をいただき、具体的事例や関連する国際標準化の取り組みに関して、今後の展望と対処について議論を深めたい。
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