会場:芝浦工業大学(ハイブリッド開催)
会期:2023年3月7日(火)〜10日(金)

世界へ飛躍する次世代X

企画講演セッションの紹介

開催日 セッション名
  提案委員会
3月7日 午後 BI-6 空間共有コミュニケーションを実現する技術動向 ~豊かなコミュニケーションの実現~
コミュニケーションクオリティ研専
【概要】
ICT技術の高度化により遠隔にいる人同士でのコミュニケーションを実現するサービス、技術が多く登場しており、コロナ渦におけるテレワークの普及に伴い、web会議や仮想空間共有に代表される多くの遠隔コミュニケーションが行われている。このような遠隔コミュニケーションのさらなる発展形として、実際に会う、場を共有する従来のコミュニケーションを実現する豊かなコミュニケーションを実現する技術が確立されつつある。これらを実現する技術に加え、次世代のコミュニケーション基盤として期待されるメタバース(3次元仮想空間サービス)における技術動向や関連課題について考える。
3月7日 午後 BI-8 Smart BANのための短距離無線通信技術
短距離無線通信研専、ヘルスケア・医療情報通信技術研究会 共催
【概要】
Internet of Things (IoT)システムの普及に伴い,様々な環境で無線通信技術が用いられるようになってきた.本シンポジウムセッションでは,ウェアラブル端末等用いた短距離無線通信技術,Body Area Network(BAN)技術について,サービス,通信技術,世界標準化活動等について幅広く講演を募集し,将来のSmart BANに求められる要素技術や通信システムについてディスカッションを行う.
3月7日 午後 BI-9 最新のIT技術を活用したネットワーク運用の技術動向
ネットワーク仮想化特別研専
【概要】
近年の通信ネットワークのインフラストラクチャには、ITシステムの開発や運用によって培われた様々な技術が積極的に導入されており、例えば、クラウドネイティブなネットワーク機能(CNF)や人工知能(AI)を活用した運用技術の研究開発が盛んに取り組まれている。本企画セッションでは、こうした技術を活用したモバイル等のネットワークの運用に携わる方々や、運用技術の研究開発に関わる方々にご講演頂き、その最新技術動向や今後のあるべき姿について議論する。
3月7日 午後 CI-3 機械学習と光・ICT技術
レーザ・量子エレクトロニクス研専、光エレクトロニクス研専 共催
【概要】
機械学習(ML)技術の実現・発展によって、科学技術の可能性が飛躍的に拡大したと考えられる。具体的な例として、近年の機械学習などの進歩により、MLを光デバイス設計に活用して構造を最適化させる取り組みが活発になっている。一見最適には見えないモザイク状構造は、人の手による設計から新たな世代へ進化を予感させる。逆の視点では、こういったML機能のさらなる高性能化にむけてGPU等の演算に光を用いるような試みも多く提案されている。本シンポジウムでは、ICTに関連した様々な分野で機械学習技術が実際にどのように活かされ、またどのような未来を示してくれるのかを、各分野の専門家にご紹介いただく。
3月8日 午後 AI-1 オープンなハードウェア設計のいま
VLSI設計技術研専
【概要】
ハードウェア設計のオープンソース化が近年注目を集めている.半導体チップ設計においては,RTLデザイン,EDAツール,PDKデータのオープンソースが,アーキテクチャにおいては,R I S C―Vが提供されている.本シンポジウムでは,関連する研究者やVLSI設計者とともに,本テーマの深化や技術の発展について議論する.
3月8日 午後 ABI-1 陸・海・空で活用が期待されるLiDAR技術
ITS研専、宇宙・航行エレクトロニクス研専、水中無線技術特別研専 共催
【概要】
LiDAR(Light Detection and Ranging)は,レーザー光を対象物に照射してその散乱波や反射波を測定することで、対象物までの距離やその性質を検出することができる技術である。近年、自動車の自動運転や人工衛星に搭載する測量技術など様々な場面に利用されている。本企画セッションでは、ITS研究会、宇宙・航行エレクトロニクス研究会、水中無線技術研究会において、それぞれの研究会の専門としている場面でのLiDAR技術とその応用技術について紹介する。
3月8日 午後 BI-5 極限環境コミュニケーション 〜 こんなところに通信技術!?
コミュニケーションシステム研専、コミュニケーションクオリティ研専、スマート無線研専、センサネットワークとモバイルインテリジェンス研専 共催
【概要】
通信のフロンティアは,技術面だけでなく,導入される環境にも広がっている.本企画セッションは,火山,深海,宇宙,砂漠に代表される極限環境における有線・無線通信技術の解説,および,問題把握と,そのための高信頼通信・通信品質評価に関する知見の共有を目的とする.
3月8日 午後 CI-2 光エレクトロニクス研究会(OPE)学生優秀研究賞表彰式
光エレクトロニクス研専
【概要】
光エレクトロニクス研究専門委員会(OPE研究会)では、将来の光エレクトロニクス分野を担う若手研究技術者の奨励を目的として、OPE研究会で発表された論文のうち、特に優秀な発表をされた学生を選定して、OPE研究会学生優秀研究賞の表彰を行っています。今回のOPE研究会学生優秀研究賞表彰式では、2022年度学生優秀研究賞の授与、および学生優秀研究賞受賞者による特別記念講演を行います。
3月9日 午後 AT-2 信号処理における深層学習の新展開
信号処理研専
【概要】
近年の深層学習技術の発展は,信号処理においても大きく注目を集めている.フィジカル空間(物理量の計測)とサイバー空間(計算機によるディジタルデータの解析)をつなぐ役目を果たす信号処理においては,特に深層学習アルゴリズムの説明可能性や計算の効率化,ノイズ・欠損等の劣化等への対処が求められる.本企画セッションでは,様々な信号処理関連分野における気鋭の研究者によるチュートリアルを行うことで,信号処理における深層学習技術の近年の動向を紹介することを目的とする.
3月9日 午後 BI-1 宇宙活用の最新動向
衛星通信研専
【概要】
B5G/6Gでは超カバレッジが目標となっており、宇宙空間を活用したNTN(Non Terrestrial Network)が注目されている。従来型のGEOによる通信のみならず、LEO(Low Earth Orbit:低軌道衛星)によるコンステレーションやHAPS(High Altitude Platform Station:高高度プラットホーム)の組合せにより、船舶・航空機等を含め地球上でのあらゆる場所でのシームレスな高速大容量通信の提供が期待されている。多様化する新しい宇宙活用のトレンド及び要素技術について議論する機会は重要であると考え、依頼シンポジウムを提案する。
3月9日 午後 BI-2 電磁波を効率的に制御する最新のEMC技術
環境電磁工学研専
【概要】
 近年,クラウドやAIの活用が現実となり,Society5.0 for SDGs(持続可能な開発目標)の実現のために身の回りの多くの機器が電子回路を搭載し,通信・制御機能を持つようになった.このようなディジタルトランスフォーメーション(DX)が進む社会では通信速度の要求に伴う使用周波数の上昇は避けられず,ミリ波帯までの利用が拡張されてきている.これに伴って,機器の制御の高度化を目指して実装されるコンポーネントの信頼性や安全性は非常に大きな課題となる.利用者のニーズによる機器の省電力・小型化やワイヤレス化は更に進むため,様々なEMC(Electro-MagneticCompatibility,電磁両立性)技術の開発とその定量的な評価法の確立が必要不可欠である.  本企画セッションでは,電磁波制御技術の最新の開発事例・応用例,更には定量的な評価法について幅広い領域からのEMCに関する知見と技術についてご紹介する。同テーマの和文論文誌B特集号(2021年6月号)より依頼した講演者にご登壇いただく。
3月9日 午後 CT-1 超高感度磁気センサ・計測技術の近況:SQUIDセンサの現在地
超伝導エレクトロニクス研専
【概要】
超高感度磁気センサの代表としてSQUIDセンサが活躍してきたが、近年ではSQUID以外の磁気センサの高感度化が進んでいる。そこで超高感度磁気センサおよび計測技術に関するチュートリアルセッションを設け、超高感度磁気計測のトップランナーであるSQUIDセンサの近況と、高感度化が著しい超伝導以外の磁気センサの最新研究について分かりやすくご講演いただく。超伝導エレクトロニクスに限定せず異分野の講演を交えることで、互いの分野にとって得るものが多いチュートリアルセッションになることを目的とする。
3月9日 午後 CI-4 ウルトラワイドバンドギャップ半導体トランジスタの最前線
電子デバイス研専
【概要】
パワー応用や高周波応用、もしくはその両方で長所を発揮可能なデバイスとして、近年進捗が著しいウルトラワイドバンドギャップ半導体トランジスタの研究開発技術の最前線を俯瞰する。
3月9日 午後 DI-2 シミュレーションと機械学習の融合技術
情報論的学習理論と機械学習研専
【概要】
シミュレーションと機械学習における計算はそれぞれ演繹的・帰納的であり、これまで対極的な研究の方向性を有していた。近年、機械学習分野では深層学習やガウス過程回帰などサロゲートモデル技術の発展にともない、実世界におけるシステムを高精度に近似することが可能になった。これにより両分野において互いの方法やモデルを援用するなど新しい研究の広がりを見せている。本シンポジウムでは、シミュレーションに機械学習を適用する研究を紹介し、それらの本質的な融合の可能性を探る。
3月10日 午後 BI-3 レジリエントな社会を実現するネットワーク技術
ネットワークシステム研専
【概要】
インターネットは、その誕生から半世紀以上が経ち、我々の生活に欠かせないインフラとなっている。一方で、自然環境や社会情勢は我々の想像を超えて変化してきており、高度なセキュリティや高信頼なシステムを実現する新たなネットワーク技術や、ネットワークの利活用により実現されるリモート化や災害対策などの新アプリケーションに対する期待が高まっている。本セッションでは、このようなレジリエントな社会の実現に欠かせないネットワーク技術とその応用事例について議論する。
Page Top