2018年総合大会にご参加くださいまして誠にありがとうございます。開催にあたり東京電機大学の関係の皆様をはじめご協力いただいた多くの皆様に厚く御礼申し上げます。
総合大会は、延べ10,000人の研究者、技術者、学生が集い、2,000件もの講演を聴講する非常にユニークな場です。インターネット上であらゆる情報が入手できる時代であるからこそ、リアルな場の価値がますます大きくなりつつあります。研究の苦労話や失敗談を知ることができることも、リアルな場ならではです。
世の中には気づいていない面白いことがたくさんあります。技術が成熟したと言われる分野でも、必ず新たな息吹は存在します。表に出ないところでの胎動も必ず存在します。これらを感じて、明日のブレークスルーを生み出すきっかけとなれば幸いです。
皆様の積極的なご参加と活発なご議論をお願いいたします。
大会委員会 委員長
東京大学
森川 博之
2018年の大会スローガンは、「電子情報通信が実現する超スマート社会」です。超スマート社会は、サイバー空間とフィジカル空間が高度に融合した社会でIoTシステムにみられるようにいろいろなものがつながっていくとともに大量のデータが蓄積されAIを用いた高度な処理が可能になる社会といってよいでしょう。
このような社会の実現に何が必要かを明確にするため、プレナリーセッションと特別記念講演を企画しました。プレナリーセッションでは、超スマート社会実現のための制度面やセキュリティ面の話を谷脇康彦総務省政策統括官に、技術面や人々の対応面の話を前田英作東京電機大学教授に話をしていただく予定です。
また、特別記念講演ではDeepZenGo開発者の加藤英樹氏にディープラーニングで何ができて何ができないのかを解説いただくと共に、これからの人間とAIの関係を展望していただく予定です。電子情報通信に何ができるかを検討するためにもぜひご参加ください。
2018年総合大会プログラム委員長
東京電機大学
佐々木 良一
電子情報通信学会大会が東京電機大学にて開催されますこと、関係の皆様のご尽力の賜と厚く御礼申し上げます。
本学は、理工系総合大学であり、電子情報通信学会とは極めて親和性が高く、総合大会が本学で開催されるとは本学の誇りであり大きな喜びであります。
皆様が日頃のご研鑽の成果について議論を交わされ、親交を深める中で、電子情報通信技術の研究や開発が一層進みますことを祈念致しまして大会委員長の挨拶とさせて頂きます。
大会実行委員会 委員長
東京電機大学
学長 安田 浩